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【解説】
MacBook Airの実力検証――長時間使用した場合の発熱状態は?

ノートPC型Macの中では最も低温な機種と判明

(2008年02月25日)

Macworldは、米国Appleが今年1月に発表した「MacBook Air」にさまざまな評価テストを行っている。今回は、ポータブル・ユーザーにとって身近で切実な問題、すなわちMacBook Airを長時間使用した場合の“発熱状態”に焦点を当てたい。超薄型ノートPCを所有するのはすばらしいことだが、熱すぎてひざの上に乗せて使えないなら、結局のところ用途は限定されてしまうからだ。

Brian Chen
Macworld.com

 結論から先に言えば、MacBook Airは外部温度のテストで最も優秀な成績を記録した。加えて、内部温度の測定では、最優秀製品よりも0.5度F(約0.28度)ほど高温というデータが示された。これらの検証結果により、販売中のノートPC型Mac製品の中では、MacBook Airが最も低温な機種の1つであることが判明した。

 MacBook Airは、現行のノートPC型Mac製品の中で最も低速なCPUを使用しているので、こうした事実は別段、驚くことではないのかもしれない。しかし、このサイズのノートPCが低温を維持できるのは称賛に値する。
 

テスト方法

 標準構成のMacBook Air(クロック周波数1.6GHzのCPUと容量80GBのPATAドライブ搭載)と並行して、2GHz版CPUのCore 2 Duo搭載「MacBook」、2.6GHz版のCore 2 Duoを搭載した15インチ型「MacBook Pro」、2.4GHz版Core 2 Duo搭載の17インチ型MacBook Pro、1.67GHz版「PowerBook G4」の温度をそれぞれ測定した。赤外線放射温度計の表面プローブを用いて、各ノートPCに共通した“ホット・スポット”、つまりキーボードの上側とバッテリ周囲の外部温度を測定した。

Appleの「MacBook Air」

 また、Intelベースの各ノートPCの内部温度を「Temperature Monitor Widget 2.4」を用いて測定した。同ソフトでは、PowerPCベースとIntelベースの両ノートPC間で比較可能な結果を示せないため、PowerBookにはこのテストを実施していない。

 Macworld LabがMac製品の温度テストを実施したのは今回が初めてではない。1年以上前にMacBook Proの温度測定の実験結果を公表している。今回のテストでは、読者から寄せられたいくつかの提案を採用してテスト手順を見直している。

 テストは室温約76度F(約24.5度)の小部屋で実施した。各ノートPCには容量2GBのメモリを搭載し、「QuickTime」の映画予告編6本をループ再生するとともに、「iSquint」で30分間にわたるムービー変換を行った。
 

テスト結果

 MacBook Airは、バッテリ付近が最高99.8度F(約37.7度)、キーボード上部が最高105度F(約40.6度)まで温度が上昇した。これに対し、2GHz版Core 2 Duo搭載MacBookの最高温度はそれぞれ102.3度F(約39.0度)と95.6度F(約35.3度)であった。

 MacBookのキーボード上部の温度はMacBook Airのそれよりも低いことがわかるが、われわれはバッテリ付近の結果をより重視している。この部分はユーザーのひざと接触するからだ。今回のテストで最も高温だったノートPCは、2.4GHz版Core 2 Duo搭載の17インチ型MacBook Proである。同機はバッテリ付近が111.1度F(約43.9度)、キーボード上部が119.5度F(約48.6度)まで上昇した。つまり、MacBook Airは、これよりかなり低い温度で稼働したことになる。

 内部温度テストにおいて、Temperature Monitor Widgetが表示したMacBook Airのヒートシンクの最高温度は132.8度F(56.0度)であった。これは2.4GHz版の17インチ型MacBook Proと同レベルである一方、15インチ型MacBook Proの132.2度F(約55.7度)よりはわずかに高い温度となる。しかし、これらの温度は僅差であり、このカテゴリーは基本的にどの機種も同じような温度である。ただし、2GHz版MacBookは例外で、内部温度テストでは152.6度F(約67度)まで上昇した。

 むろん、MacBook Airの購入希望者が注目すべき要素は温度だけではない。ハードディスク容量からパフォーマンス、バッテリ寿命などすべてを考慮すべきである。しかし、MacBook Airのクールさは、その優美なデザインにとどまらず、機能面でもクールであることが判明したのは喜ばしいことだ。




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