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[米国]
モバイル・デバイスを利用した大気汚染測定、サンフランシスコ市で評価テスト中
測定技術はインテルが開発。測定データはデバイスでサーバに送信
(2008年07月11日)
多くのデバイスによるデータ収集が精度向上のカギ
収集データが多ければ多いほど、大気汚染物質に関する情報の精度は向上する。そのためSubramanian氏は、測定センサがより多くのモバイル・デバイスに取り付けられることを望んでいる。
Aoki氏によると、モバイル・ツールキットが取り付けられている街路清掃車は現時点では5台だが、まもなく10台に増える見込みだ。そうなれば、これらの街路清掃車がカバーしているサンフランシスコ市の80%の地域で大気の質を測定できるようになる。
サンフランシスコの場合、大気中の汚染物質を測定する固定のセンサも3カ所に設置されている。市の大部分をカバーするモバイル・ツールキットがこれに加われば、測定データの充実に大きく貢献するだろうとAoki氏は語った。
モバイル・ツールキットで測定したデータには、現在はIntelの研究者しかアクセスできない。だが、より多くのデータが収集されるようになった時点で公開される計画もある。データ共有に関する一般ユーザーの協力が得られれば、データ収集がさらに進むことから、Intelではプロジェクトに参加するコミュニティの構築にも取り組んでいる。例えば、Intelは市民や草の根の環境保護団体とともに、ディーゼル排気が多いオークランド港周辺でのデータ収集を実施中だ。
「環境データの中央センターを作るつもりはないが、われわれが開発中の技術を人々が容易に利用できるようにするツールや方法を提供したい」(Aoki氏)
モバイル・インターネット・デバイスや携帯電話とセットで使われるモバイル・ツールキットは、現状でも大気中の汚染物質に関するデータを瞬時に視覚化できるし、データ送信は匿名で行える。
チップの微細化に伴い、ツールキットは今後さらに小型化される見込みだ。また、測定データを解釈しやすい形でユーザーに提供するソフトウェアの開発も進んでいる。ただし、ユーザーに提供されるデータは、ノイズとして無視されたりしないように、科学的に十分な信頼性を備えている必要がある。
Intelの研究者チームは、携帯電話以外のハードウェアを使ったデータ収集方法の研究も行っているという。
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