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[米国]
モバイル・デバイスを利用した大気汚染測定、サンフランシスコ市で評価テスト中
測定技術はインテルが開発。測定データはデバイスでサーバに送信
(2008年07月11日)
サンフランシスコ市の協力の下、米国Intelがモバイル・デバイスを利用した大気汚染測定技術の開発に取り組んでいる。この測定技術が実用化されれば、汚染地域がひと目で把握できるようになり、環境改善に役立つ。だが、同技術がユーザーのもとに届けられるまでには、まだしばらく時間がかかりそうだ。
Agam Shah
IDG News Serviceサンフランシスコ支局
測定ツールキットを街路清掃車に取り付けてテスト
Intelの研究者が開発を進めているのは、空気の質を測定し、そのデータを収集するモバイル・ツールキットで、現時点では試作品の段階だ。このキットは将来的に住民の健康維持に役立つと見られている。
Intelは同技術を大気汚染の改善に役立てたいと考えており、サンフランシスコ市の政府や環境保護団体と共同でツールキット試作品の評価テストを行っている。このツールキットは将来、携帯電話やモバイル・インターネット・デバイスのユーザーに無料で提供される可能性もある。
同ツールキットは現在、サンフランシスコ市が運用する街路清掃車に取り付けられている。キットの一部であるセンサを使い、一酸化炭素、窒素酸化物、オゾンの各量を測定するためだ。Intelの研究者ポール・アオキ(Paul Aoki)によると、この3つが代表的な大気汚染物質だという。これらを測定するセンサは、2.5×2インチ(5.08×6.35cm)のボードに組み込まれている。
モバイル・ツールキットには携帯電話も含まれている。この携帯電話はGPSを利用して、センサが測定を行った場所を追跡し、カリフォルニア州バークレーにあるサーバに位置および測定データを送信する。
「収集されたデータは、特にぜんそくや肺がんの患者に役立つと考えている。大気の質がわかり、今いる場所に健康上の問題がないかどうか判断できるからだ。一般の人でも、このデータを同様に利用できるようになるだろう」と、Intelの研究者スシミタ・スブラマニヤン(Sushmita Subramanian)氏は期待を寄せている。
| ツールキットの試作品について説明する米国Intelの研究者。ツールキットには携帯電話が格納されている |
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