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[米国]
ヤフーのPPC広告に超過請求の可能性――オンライン小売店が提訴
賠償金と違約金を含め100万ドルの支払いを求める
(2008年04月17日)
オンライン小売会社の米国Bigreds.comが、PPC(ペイ・パー・クリック)広告の不正クリックにより100万ドル近くの超過請求を受けたとして、損害賠償を求め米国Yahoo!を提訴したことが判明した。
| Bigreds.comのサイト |
コレクター・アイテムのオンライン販売を展開するBigredsは、2002年から2006年まで、PPC広告サービスを提供する米国Overture Services(2003年にYahoo!により買収)を利用していた。Bigredsは、2002年から2006年までの間、Yahoo!とOvertureのアフィリエイト・サイトにおける自社広告バナーのクリック数に対し、93万6,000ドル以上の超過請求を受けたとしている。
Bigredsは賠償金と違約金を含めYahoo!に100万ドル以上を求めている。
PPC広告とは、ユーザーが検索結果に表示された広告をクリックするたびに、広告主があらかじめ決められた金額を支払うタイプの広告である。
この件に関してYahoo!にコメントを求めたが、回答は得られなかった。
Bigredsによると、Overtureは同社のキーワード検索結果にリンクできるアフィリエイト・プログラムをWebサイトのオーナー向けに開発。アフィリエイト・サイトのオーナーには広告のクリック数に応じてコミッションを支払い、Yahoo!とOvertureのアフィリエイト・サイトでクリックされた広告トラフィックに対してはBigredsなどの広告主に広告料を請求していたという。
Bigredsは今月、クリックしたのは正規のユーザーでなく、コミッション目当てのアフィリエイト・サイトのオーナーらによる不正なクリックだったとして、ニューヨーク東部地区連邦地裁に提訴した。
訴状には、「Yahoo!とOvertureは2006年に不正クリックの事実を把握しており、両社とも技術的な解決策を持っていたにもかかわらず、何ら対策を講じなかった」と記されている。なお、Overtureは2006年4月28日から2006年6月28日までの「不正クリック」分を認め、すでにBigredsに対して1万7,000ドルを支払っている。
Bigreds側は、これらのクリックは実際のトラフィックでなく、詐欺的なクリックであり、Overtureのアフィリエイト・オーナーはプログラムを駆使して、キーワード検索結果から原告のリンクをクリックするよう専属のスタッフや顧客以外の第三者に仕向けたと主張している。
また、Bigredsは訴状の中で、「Overtureは、何が悪かったのか、だれが不正クリックしたのか、どこからクリックされたのか、どのキーワードが使われたのかを突き止めることができたはずだし、同社の卓越した技術力と過去の記録を使えば、それにかかわった個人や組織、アフィリエイト・サイトを簡単に特定できたはずだ」と指摘している。
(Linda Rosencrance/Computerworld米国版)
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