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【解説】
中国・四川大地震が襲った新興IT都市・成都
災害直後のネットワーク、工場、スタッフの被害状況を追う
(2008年06月20日)
半導体メーカーは工場を閉鎖。従業員の安全確保を最優先
中国で5番目の規模を誇り、中国南西部最大の学究拠点である成都では、半導体産業と中国政府の注力で急成長を遂げているソフトウェア・アウトソーシング産業が盛んだ。半導体製造においては、主要拠点とまでは言えないが、米国Intelは2005年から成都で半導体製造を開始しており、同社の組み立て・検査工場には現在600人の従業員が勤務している。
Intelシンガポール支社の広報担当、ダニー・チャン(Danny Cheung)氏は、Computerworld米国版に宛てた電子メールの中で、「今回の地震が成都における当社の製造業務にどのような影響を及ぼすかは現在調査中だが、何よりもまず従業員の安全を確保することを先決としている」と記していた。
ファウンドリー(半導体受託生産会社)大手の中芯国際集成電路製造(SMIC)も成都で組み立て・検査工場を運営しているが、情報筋によると、SMICは(5月12日時点で)地震の影響により工場を閉鎖し、製造を中止したという。
史上最大級のマグニチュードを記録。犠牲者拡大の懸念も
四川大地震は5月12日北京時間午後2時28分に発生した。中国地震局は当初地震の規模をM7.6と発表したが、後にM7.8に上方修正した。震源地は成都から約33マイル(約53キロメートル)北西部の四川省ブン(さんずいに文)川県とされる。CCTVの番組では報道記者が地震発生当時の状況について、「およそ1分間の揺れのあと、天井の照明器具が落下して、床に設置してある冷水機に直撃した」と伝えた。
(5月12日時点の)余震についてCCTVは報じていなかったが、米国地質局(USGS)のサイトによれば、現地時間午後8時45分までに少なくとも10回の余震が観測された。震源地から遠く離れた北京や中国南東部沿岸の浙江省などへの影響は少なかったようだ。北京では、当日の午後2時35分にM3.9の地震が観測された。
CCTVが初めて四川大地震の映像を流したのは、現地時間の午後4時23分で、人々が携帯電話で連絡を取り合っている姿や、自動車が通りを往来する様子、頭から血を流している女性が車に乗り込む姿などが映し出された。CCTVの夜のニュース番組では地震で生じた住居用建物の亀裂部分は放映されたものの、倒壊家屋や、地震による負傷者あるいは死亡者が映されることはなかった。
M7.8を記録した5月12日の大地震は、1976年7月に北京東部で発生した中国近代史上最大とされる唐山地震とほぼ同じ規模とされており、このときには20万〜70万人以上の犠牲者が出たと言われている。5月28日の時点で死亡が確認された犠牲者数は6万8109人、行方不明者は1万9,851人、負傷者は36万4,552人に上り、約1,500万人が避難所で生活していると中国政府は伝えている。
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