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[米国]
マイクロソフトのバルマーCEO、オンライン事業の赤字について弁明
同事業への投資継続の正当性を金融アナリストにアピール
(2008年07月25日)
米国MicrosoftのCEO、スティーブ・バルマー(Steve Ballmer)氏は7月24日、同社の年次金融アナリスト向け説明会で、オンライン・サービス部門の赤字について弁明し、同部門への投資を拡大する計画の擁護に努めた。
| 説明会の模様はMicrosoftのサイトから動画で閲覧できる |
Ballmer氏は途中でケビン・ジョンソン(Kevin Johnson)氏について言及した。Johnson氏は同社プラットフォーム&サービス部門のプレジデントを務めていたが、先ごろ退社し、7月23日に米国Juniper NetworksのCEOに就任することが発表された。
「この説明会でオンライン事業についてプレゼンテーションをする人を、3週間前に確認しておくべきだった」とBallmer氏はジョークを飛ばした。「われわれは、KevinがJuniperでの新しい仕事で成功することを願っている」(Ballmer氏)
Johnson氏が指揮してきたMicrosoftのオンライン事業は、2008年度第4四半期(4-6月期)の営業損益が4億8,800万ドルの赤字となり、前年同期の2億1,000万ドルから2倍以上に損失が拡大した(関連記事)。
オンライン・サービス部門の可能性を考えると、この損失は取るに足らないとBallmer氏は主張した。「2008年6月期のオンライン・サービス事業の損失は、営業利益全体の5%程度だった。だが、この部門が生み出す可能性のある経済価値は、われわれの全経済価値の40〜50、さらには60%以上に上る可能性がある」(同氏)
Microsoftが計画しているオンライン・サービスへの投資額は、全社的な見地から見れば比較的少なく、この投資は当社の株式時価総額の拡大につながる可能性があるという。Ballmer氏は、「非常によいリスク・リターンが期待できると思う」と述べた。
だが、Ballmer氏にも、Microsoftがこうした規模のオンライン・サービス投資をどのくらい継続しなければならないのかはわからないようだ。「どのくらいの期間になるかは予測できないが、このビジネスの規模がもっと大きくなるまで、投資を継続しなければならないだろう」(同氏)
また、Ballmer氏は、現在保留中の米国Yahoo!との交渉について簡単に触れたが、現段階では、検索を革新する力は同社にはないという認識に至っているようだ。同氏は、検索市場では変革が求められていると述べたうえで、「検索を革新できるのはGoogleとMicrosoftの2社だけだ。この分野は革新の機が熟している」と強調した。
さらに同氏は、検索と広告以外のオンライン分野についても、オンライン・サービスへのシフトは、Microsoftのエンタープライズ事業にプラスになるとの主張を展開した。企業にホスティング・ソリューションを販売するようになれば、サポート契約やサービス・レベル契約(SLA)を提供する機会も出てくるとしている。
そのほか、Microsoftは検索事業ではるかに先を行くGoogleへの巻き返しをねらっており、ソフトウェアの代わりにサービスを販売する事業に比重を移しているエンタープライズ・ベンダーへの追撃も図っているといった意向もあらためて表明した。
(Nancy Gohring/IDG News Serviceシアトル支局)
【解説】「Software+Services」時代のWindowsプラットフォーム


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