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【インタビュー】
創業10周年のグーグル、エンタープライズ事業への注力をあらためて明言
「クラウド・コンピューティング・モデルでエンタープライズ市場を変革する」
(2008年09月09日)
今月で創業10周年を迎える米国Google。同社の屋台骨を支えているのはオンライン広告だ。しかし同社エンタープライズ部門の製品管理ディレクター、マシュー・グロツバック(Matthew Glotzbach)氏は、今後も継続してエンタープライズ事業にも注力していくと明言する。「エンタープライズ市場でMicrosoftやIBMなどと徹底的に戦う方針だ」と語るグロツバック氏に、その戦略を聞いた。
Juan Carlos Perez
IDG News Serviceマイアミ支局
――Googleは検索エンジンでの広告やユーザー獲得で、世界最大手の地位を確立している。なぜ企業向けのコラボレーション/コミュニケーション・ソフトウェアという困難な市場を、ホスティング型アプリケーション・スイートの「Google Apps Premier Edition」で攻めようとしているのか。
グロツバック氏:検索サービスでスタートしたGoogleは、さまざまなオンライン・アプリケーションを提供し続ける中で、「いかにしてすぐれたユーザー体験を提供するか」という根本的な視点を追求している。その姿勢は将来もまったく揺るぎない。
われわれはコンシューマーに提供しているすぐれた体験を、企業にも提供することを目指している。より多くのコンシューマー向けの技術が企業に定着するとともに、この傾向をさらに促進させ、そのすぐれた使い勝手や機能をビジネス環境に応用するチャンスも増えると考えている。
――Google Apps Premier Editionやエンタープライズ検索の「Google Search Appliance」といった製品は、エンタープライズ製品市場でライバル・ベンダーと競うことになる。どのくらいのビジネス・チャンスがあると見ているか。
グロツバック氏:ビジネス環境で使われるITは、非常に大きな市場だ。われわれが手がけているコミュニケーション、コラボレーション、検索といった分野の市場規模は、数十億ドルに上る。われわれはこれらの市場向け次世代技術のリーダーだと自負している。
クラウド・コンピューティング・モデルにおけるわれわれのアプローチは、コンピューティング方法に次の一大変革をもたらすものだ。われわれはクラウド・コンピューティング・モデルをベースに、Googleにとって2番目に大きなビジネスを構築する莫大なチャンスがあると考えている。
――エンタープライズ分野の製品を継続的に開発するためには、長期的な投資が必要だ。Googleの経営陣はエンタープライズ事業にどの程度コミットしているのか。
グロツバック氏:経営陣はエンタープライズ分野に全面的にコミットしていると断言できる。2007年7月にメール・セキュリティ・ベンダーの米国Postiniを6億2,500万ドルで買収したのが、その好例だ(関連記事)。これはGoogleの過去3番目の大規模買収であり、われわれのコミットを具体的に証明している。
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