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[米国]
グーグルのOpenSocialプロジェクトにSNS最大手「MySpace」が参加

急成長中の「Facebook」に対抗する大きな強みに

(2007年11月02日)

 米国グーグルの「OpenSocial」プロジェクトが大きな後押しを得た。11月1日、世界ナンバー1の会員数を誇るSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)サイト「MySpace」を運営する米国マイスペースが、同プロジェクトへの参加を発表した。

 グーグルが10月31日に正式発表したOpenSocialは、SNSサイトで稼働するアプリケーションの開発用APIを提供するプロジェクトで、こうしたソーシャル・アプリケーションの作成と導入の効率化を目的としている(関連記事)。

 同プロジェクトの参加企業は、サードパーティ開発者がOpenSocial APIを用いて作成したアプリケーションを自社サイトで提供できる。これまでに参加を表明したのは、オラクル、セールスフォース・ドットコムやブログ・サーバ「Movable Type」の開発元であるシックス・アパートのほか、「LinkedIn」「Friendster」「Hi5」「iLike」「Slide」「Ning」「Plaxo」といったSNS関連サービスの運営企業などである。

2006年11月にサービス開始したMySpaceの日本語版。世界ナンバー1会員数のMySpaceだが、国内では圧倒的なシェアを持つ「mixi」に太刀打ちできない状況だ

 開発者にとって、OpenSocialプロジェクトへのマイスペースの参加は大きな前進だ。MySpaceの膨大な数のユーザーを、みずからが作ったアプリケーションのターゲットにできるからだ。

 OpenSocialプロジェクトは、グーグルのSNS分野での最も本格的な取り組みと見られているだけでなく、最近、米国フェースブックのSNSサイト「Facebook」の人気が急上昇しており、グーグルにとって脅威が拡大していることへの対応とも見られている。Facebookは会員数では世界2位だが、MySpaceよりも急激に成長している。5月から開発プラットフォームを外部開発者に公開していることがその大きな要因だ。MySpaceはプラットフォームの公開計画を先月発表したばかりで、公開は数カ月後になる見通しだ。

 Facebook用のアプリケーションはこれまでに約7,000点が開発されており、Facebookはこれらを会員に提供している。グーグルは、OpenSocialプロジェクトは参加の門戸を開いているとしているが、フェースブックは、同プロジェクトに参加するかどうかを明言していない。フェースブックの広報担当者、ブランディー・バーカー氏は電子メールで、「報道とは異なり、フェースブックはOpenSocialに関する説明を受けていない。この技術について理解する機会があれば、フェースブックは参加を検討する」と述べた。

 OpenSocial APIを使って作成されたアプリケーションは、同プロジェクトの参加企業が運営する多数のサイトに対応するため、理論上、同プロジェクトにより、対応アプリケーションの多さというFacebookの特徴が薄まることになる。言い換えれば、OpenSocialプロジェクトは、異なるSNSサイト間でアプリケーションを移植しなければならないという、開発者にとって不便だったこれまでの状況の解決を目指す試みだ。

 SNSサイトは普及が進んでおり、人々の生活と仕事の両面で重要性を増している。また、SNSサイトでは、ユーザー同士が個人的な情報を活発に交換するため、ユーザーの関心に沿った広告を提供しやすいとの見方から、広告主のSNSサイトへの関心も高まっている。

(ホアン・カルロス・ペレス/IDG News Service マイアミ支局)




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