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[米国]
マイクロソフトとの買収交渉再開のうわさでヤフー株価が乱高下
上昇率は過去2週間で最大に
(2008年06月25日)
技術系ブログの「TechCrunch」が6月24日、米国Microsoftと米国Yahoo!が再び買収に関する協議を行っていると複数の関係筋の話として伝えたことで、Yahoo!の株価が乱高下した。
TechCrunchによると、今回のMicrosoft側の提示価格は1株当たり33ドルを下回るという。ちなみに、33ドルは決裂した前回交渉時のマイクロソフトの最終提示額だが、Yahoo!側は1株当たり37ドルを望んでいた。
24日のYahoo!の株価は、寄り付きで21.18ドルを付けた後、20.60ドルまで下がったが、この話が伝わると23.71ドルまで上昇した。
この急上昇のあとで株価は下がり始めて、米国東海岸時間の午後2時25分には3%上昇の22.10ドルとなった。それまでの取引量は6,810万株となり、通常の1日の平均取引量である3,930万株を大きく上回った。
なお、MicrosoftとYahoo!にそれぞれコメントを求めたが、返答は得られていない。
| 米国Yahoo!の株価は24日、マイクロソフトとの買収交渉再開のうわさを受け、乱高下した |
Microsoftは2月1日に、Yahoo!への敵対的買収提案を行った。提示条件は、現金/株式合わせて446億ドルで、前日のYahoo!の株価19.18ドルに62%上乗せしたものだった。10日後にYahoo!の取締役会は、その条件では同社の価値を過小評価しているとして、その買収提案を拒絶した。その日(2月11日)、Yahoo!の株価は30ドル近くで引けた。Microsoftはその後、提示価格を1株当たり33ドル、総額475億ドルまで引き上げたが、合意に至らず5月3日に交渉を打ち切った。
Microsoftの買収提案撤回後、Yahoo!に出資している複数の大手機関投資家は、Yahoo!のCEO、ジェリー・ヤング(Jerry Yang)氏とYahoo!の取締役会を「交渉に誠意をもって当たらず、株主の最大の利益を追求しなかった」として、公然と批判した。
それ以来、Microsoftの幹部たちは、Yahoo!全体の買収には関心を抱いていないと繰り返し表明している。Microsoftは後にYahoo!の検索広告事業の買収提案も行ったが、その交渉も不調に終わった。代わりにYahoo!は、より限定された契約でGoogleに検索広告事業の一部をアウトソーシングすることを選んだ。
一方、米国の著名投資家であるカール・アイカーン(Carl Icahn)氏は、Yang氏と取締役会に対する不満を声高に表明し、Microsoftが再び交渉のテーブルに付けるように株主総会で別の候補を立てて取締役会メンバーを入れ替え、別のCEOを選任させるように議決権代理行使委任状の獲得競争を行う考えを明らかにした。
もっとも、同氏は最近、態度を軟化させつつあり、同氏がねらっているのは取締役会の総入れ替えではなく、一部の席の獲得ではないかという観測もある。
Yahoo!は株主による複数の訴訟にも直面している。これらの株主は、同社の現経営陣や取締役らが自身の金銭的利益を守るためにMicrosoftによる買収を妨害し、株主信託義務に違反したと主張している。
また最近、Yahoo!から相次いで重要な幹部が去った。それには、Flickrの創設者であるカテリーナ・フェイク(Caterina Fake)とスチュアート・バターフィールド(Stewart Butterfield)の両氏、Yahoo!の検索&広告技術グループ担当エグゼクティブ・バイスプレジデントだったチー・リュー(Qi Lu)氏、検索グループ担当シニア・バイスプレジデントだったビッシュ・マキジャニ(Vish Makhijani)氏、ネットワーク・ディビジョン担当エグゼクティブ・バイスプレジデントだったジェフ・ワイナー(Jeff Weiner)氏らが含まれる。
さらに、最高データ責任者(Chief Data Officer)兼リサーチ&戦略的データ・ソリューションズ担当エグゼクティブ・バイスプレジデントのウサマ・ファイヤド(Usama Fayyad)氏が、きたる9月に辞任することが決定している。そのほか、これまでの複数の報道によると、コミュニケーションズ&コミュニティーズ担当シニア・バイスプレジデントのブラッド・ガーリングハウス(Brad Garlinghouse)氏も近くYahoo!を去る予定という。
(Juan Carlos Perez/IDG News Serviceマイアミ支局)
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