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[国内]
日本AMD、2008年度の製品/エンタープライズ事業戦略を発表
CPU/GPU統合プラットフォーム製品を積極展開し、不調な業績の回復を図る
(2008年01月21日)
日本AMDは1月21日、製品およびエンタープライズ分野における事業戦略について記者説明会を開き、同事業での2008年度の重点施策を発表した。
製品戦略の説明を担当した日本AMDの取締役マーケティング本部 本部長、吉沢俊介氏は、まず2007会計年度第4四半期(10月-12月)の業績を振り返った。AMDの2007年4Q売上高は17億7,000万ドルと前期比で8%増加したものの、16億7,800万ドルもの経常損失が発生している。
| 日本AMDの取締役マーケティング本部 本部長、吉沢俊介氏 |
吉沢氏はこの点について、「(経常損失は)米国の会計ルールに則り、買収したATIの無形固定資産を再評価したことで発生した損失で、単に会計上の手続きにすぎない」と説明。そして、4QにおけるCPUの総出荷量が過去最高(クアッドコアCPU約40万個の出荷を含む)を記録し、AMDが順調に市場シェアを拡大している点を強調した。
また、同氏は設計ミスで出荷が延期されていたクアッドコアCPU「Barcelona」(開発コード名)の現況を報告した(関連記事)。同氏によれば、現在、工場からあがってきたBarcelonaに対して出荷前の社内評価を行っている段階であるという。今後のスケジュールとしては、2008年1Qに動作周波数2.3GHzの製品、同年2Qに2.5GHz製品を出荷する予定である。また、45nm(ナノメートル)プロセッサの出荷は、2008年下半期を予定している。
その後、吉沢氏は今年の製品戦略について説明し、プラットフォームへの注力姿勢を鮮明にした。具体的には、昨年11月に発表した「Spider」(開発コード名)のような、AMDのクアッドコアCPUやATIのグラフィックス・カードを統合したプラットフォーム型製品を推進していく方針である。
| 2008年度の製品戦略として、日本AMDはプラットフォームへの注力姿勢を鮮明にした。今後同社は、図に示された各プラットフォームを順次リリースする計画だ |
SpiderはハイエンドのデスクトップPC向けとなるが、メインストリーム市場に対しては「Cartwheel」(開発コード名)と「Puma」(開発コード名)という両プラットフォームを、2008年上半期中に出荷していく計画である。
また、エンタープライズ分野では、「Opteron搭載サーバの拡大」と「グリーンITの推進」を重点戦略として掲げている。Opteron搭載サーバの拡大では、パートナーとの関係を強化するとともに、国内サーバ・ベンダーに対してOpteron採用をより働きかけることでシェア拡大を進めていく構えだ。
一方、グリーンITの推進では、昨年、経済産業省が立ち上げた「グリーンITイニシアティブ」を積極的に支援していく方針である。日本AMDは、同社も参画するグリーンITに関する業界団体「グリーン・グリッド・コンソーシアム」と、グリーンITイニシアティブとの相互連携を進める考えだ。
日本AMDのエンタープライズビジネスディベロップメント本部 本部長で、グリーンIT推進室長を兼任する多田和之氏は、「われわれがグリーン・グリッドとグリーンITイニシアティブとの橋渡し役を果たしていく」と意気込みを語っている。
併せて同社は、グリーン・グリッドの日本における活動も支援していくという。
(山上朝之/Computerworld)
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