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リッチ・クライアント/RIA
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[米国]
カール、Adobe AIR対抗のオフライン対応RIAランタイムを開発
AIRとの違いは企業向け機能の充実。ベータ版を来週公開へ
(2008年04月15日)
リッチ・クライアント開発言語「Curl」の提供元として知られる米国Curlは来週、企業向けRIA(リッチ・インターネット・アプリケーション)ランタイム・ソフト「Nitro」のベータ版を公開する。他のRIAプラットフォームと同様、NitroもRIAのオフライン動作モードを備えている。
Nitroは、サーバ・サイドと連携する一般的なRIAの実行に加えて、デスクトップ環境だけでRIAを動かすオフライン・モードにも対応したランタイム環境。こうしたオフラインRIAに必要な性能とグラフィックス技術、そしてサンドボックスに代表されるセキュリティ機能を提供する。
もっとも、こうしたオフライン機能はRIAプラットフォームにとって今や必須のものとなりつつある。リッチなユーザー・インタフェースをサポートし、すばやくロードできるという特徴を備えたRIAをデスクトップ上で利用する動きが広がるにつれて、オフラインRIAをサポートするランタイムが登場してきた。実際、「AIR」(Adobe Systems)や「Google Gears」、「Prism」(Mozilla)といったRIAプラットフォームは、例外なくオフライン・モードを備えている。
では、NitroとAIRの違いはどこにあるのか。Curlの幹部によると、コンシューマー向けRIAに適しているAIRとは異なり、Nitroは企業向けのRIAに照準を合わせているという。大きなサイズのデータ・セットを扱えたり、認証を受けていないRIAを企業ネットワークから締め出したりする機能を備えているからだ。
また、強力なセキュリティもNitroの特徴だと、Curlのディベロッパー・リレーションズ担当バイスプレジデント、リチャード・モンソンヘーフェル(Richard Monson-Haefel)氏は強調する。「Nitroは強力なセキュリティ・モデルをサポートしている。Nitroはサンドボックスのみで稼働し、ローカル・ストレージへのアクセスも制限される」(Monson-Haefel氏)
Curlの製品戦略担当バイスプレジデント、リチャード・トレッドウェイ(Richard Treadway)氏は、Curlのデフォルト・セキュリティ・モデルの下では、RIAを安全なサンドボックス・エリアに限って稼働させることができると説明する。このRIAを利用するには有効な認証機関の承認が必要であり、特権付与プロセスにエンドユーザーは関与しない。
「Nitroの場合、デスクトップで使用するRIAに完全な特権を認めるかどうかをエンドユーザー側で判断する必要はない。有効な認証機関の署名と一定の妥当性を備えたアプリケーションしか使うことができないからだ。(そのRIAが)悪意あるものでないと保証することはできないが、コードの出所がどこなのかを把握することはできる」(Treadway氏)
さらにNitroでは、Curl言語で記述されたネーティブ・アプリケーションが動作する。この言語は、マサチューセッツ工科大学(MIT)で10年前に誕生したリッチ・クライアント専用のプログラミング言語だ。ネーティブなCurlアプリケーションの場合、「AIRよりもパフォーマンスが高い」(Monson-Haefel氏)というメリットが得られる。
Curlによると、Curl言語対応リッチ・クライアント開発ツールを採用している企業は全世界で300社に上っており、その大半はソニーや松下電器産業など日本の大手企業だという。
(Heather Havenstein/Computerworld米国版)
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