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[米国/国内]
アドビ、Flashアプリ開発ツール「Flex」をオープンソース化
開発者コミュニティの拡大を目指す
(2007年04月27日)
| Flex SDKはFlexデベロッパー・センターからダウンロードできる |
米国アドビ システムズは4月26日、Flashアプリケーション開発ツールの「Adobe Flex SDK」をオープンソース化すると発表した。
Flex SDKにはFlashアプリケーションを作成する機能が包含されている。具体的には、MXMLコンパイラ、ActionScript 3.0、クラス・ライブラリ、ユーザー・インタフェース・コントロール、レイアウト・コンテナなどがそれである。
開発者はこれらを利用して、「Adobe Flash Player」上で稼働するRIA(Rich Internet Applications)を開発することが可能だ。なお、Flex SDKと各種技術資料は、Mozilla Public License(MPL)に基づいて提供される。
Flex SDKは昨年6月から無料で提供されており、だれでも「Flexデベロッパー・センター」からダウンロードできる。ただし、ダウンロードしたソースコードを変更することは可能だが、変更したソースコードを同センターにアップロードし、他の開発者と共有することはできなかった。
Flex SDKがMozilla Public Licenseの下でオープンソース化されたことで、今後開発者は変更したソースコードを自由に配布することができる。同社では、今年6月からバグ情報などを公開するためのWebサイトを開設し、Flex SDKを随時更新していくとしている。
同社の製品マーケティング担当バイスプレジデント、ジェフ・ワットコット氏は、今回のオープンソース化を「オープンソース開発者コミュニティに“加盟”するための取り組みの1つであり、Flexの普及拡大を目指す戦略の一環だ」と説明する。
急成長を遂げているRIA市場において、アドビがオープンソース開発者から支持されるツールを提供することは重要な戦略の1つである。
今月17日、米国マイクロソフトはWebブラウザ向けの新しいメディア再生プラグイン・ソフト「Silverlight」を発表した。同社ではSilverlightをAdobe Flashと同様のWeb機能を提供するソフトだと公言し、アドビと真っ向勝負する姿勢を明確に打ち出しているのだ。
Flashベースのeコマース・アプリケーションを開発する、米国アルーレントのチーフ・アーキテクト、ジョー・バーコビッツ氏は、今回のアドビの決定を「開発者にもアドビにも有益」と評価する。
「Flexは誕生間もないツールであり、アドビがソースを公開すれば、多くの技術者が開発に参加するだろう。さらにオープンソース化を打ち出すことで、マイクロソフトのSilverlightとの違いを明確にアピールできる」(バーコビッツ氏)
なお、Flexのポートフォリオには、Flex SDKのほかに、ビジュアル開発環境を提供する「Flex Builder」、バックエンドのサーバに格納されているデータとクライアントとの同期をとる「Flex Data Services」も含まれている。
同社ではFlex BuilderとFlex Data Servicesを今後も無料で提供するが、オープンソース化する予定はないとしている。
(エリザベス・モンタルバノ/IDG News Service ニューヨーク支局)
- 米国アドビ システムズ
- http://www.adobe.com/
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