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【インタビュー】
目指すは、CRMの“デファクト・スタンダード”
注目の国産SaaSベンダー、 シナジーマーケティングのトップが語る戦略と展望
(2008年07月01日)
ピストルと大砲
| 「SaaS/ASPのサービスは、ビジネス現場のピストルとして機能するもの。決して、大砲(大規模な基幹システム)をかたち作るものではない」と、谷井氏は言う。 |
――とすると、Synergy!は、全社的な顧客データベースを構築・管理するための仕組みでもあるのか。
いや、単純にそう表現すると誤解を生むかもしれない。
確かに、顧客情報を全社的に一元管理する目的で、大がかりな仕組みを作るのも大切だろう。ただし、それにとらわれすぎると、ビジネス現場の動きを鈍らせることが往々にしてある。
また、今日のような変化の時代では、ビジネス現場に「ピストル」のような武器を持たせ、常にスピーディに動けるようにしておくことも重要だ。
CRMの領域で、そのピストルの役割を果たすのが、Synergy!にほかならない。言い換えれば、このシステムは、企業の「大砲」として機能するような、大規模な基幹顧客データベースをかたち作るものではないということだ。
ただし、ビジネスの現場が、各自のピストルを使って何らかの攻撃をしかけた際には、「その結果はどうだったのか」、または、「勝負に勝ったのか負けたのか」、さらには、「消費者はどう感じたのか」といった情報を集約し、保持しておくことも重要となる。
Synergy!は、そのための仕組みを用意しているCRMシステムなのだ。
――SaaS/ASP製品(サービス)は、企業の基幹システムを担うものではないとお考えなのか。
少なくとも、私は、SaaS/ASPサービスに企業システムの基幹部分を担わせるのは非常に困難だと思っているし、また、そうすべきではないとも考えている。
SaaS/ASPの守備範囲は、あくまでもシステムのフロントエンドで軽く動かせるような仕組みであって、バックエンドの基幹システムではない。
よって、今後は、SaaS/ASPのデータベースと、企業の基幹システムとの連携が図られ、SaaS/ASPから吸い上げた情報を集約し、中長期の戦略に生かしていくといったスタイルが一般化するのではないだろうか。















