【 ここから本文 】

SaaS

ソーシャルブックマークに登録 : Yahoo!ブックマークに登録 はてなブックマークに登録 del.icio.usに登録 newsing it!に登録 Buzzurlにブックマーク livedoorクリップに登録 Slashdotにタレコむ イザ!ブックマークに登録 Twitterでつぶやく
print 印刷用ページの表示


【解説】
「Software+Services」時代のWindowsプラットフォーム

マイクロソフトが描くクラウド・コンピューティング/次世代ITモデルの構成要素

(2008年07月21日)

S+Sの技術基盤 3
Windows Server 2008

 ソフトウェアとサービスのハイブリッド・モデルであるS+Sにおいて、その実行基盤となるOSプラットフォームは、当然のことながら、リプレースを強制されるようなものであってはならず、ユーザー企業の既存資産を保護できるものである必要がある。この点から、世界中の企業で採用されているWindows ServerをS+SのOSプラットフォームとして採用することは、理にかなった選択であると言える。

 今年4月に国内で製品版がリリースとなったWindows Server 2008は、新しい仮想化技術やネットワーク保護技術をはじめとした数多くの機能強化・改善によって、基幹業務にも堪えるサーバOSとしての信頼性や管理性、柔軟性をさらに向上させている。

管理性の強化

 Windows Server 2008には、システムの運用管理にまつわる日々の作業負担を軽減し、コストを削減するための機能が多数備わっている。サーバ機能の容易な構成を可能にする統合管理コンソール「サーバーマネージャ」や、GUIを省いた管理コンソールのみの構成「Server Core」などだ。加えて、UNIXサーバの管理者にはおなじみの管理手法である、スクリプトによる管理タスクの自動化を可能にする「Windows PowerShell」が用意されている。

堅牢性の強化

 アイデンティティ管理とアクセス制御をつかさどるディレクトリ・サービス「Active Directory」を核に、サーバとネットワークを種々の脅威から保護するための機能強化が施されている。例えば、検疫ネットワークでクライアントPCを保護するNAP(ネットワーク・アクセス保護)やWindowsファイアウォール、Windows Vistaのデバイス使用の制御、バックアップなど、従来から備わる機能がさらに強化された。また、システムのダウンタイムを削減して高い可用性を確保するためのフェールオーバー・クラスタリングも備わる。

柔軟性の強化

 柔軟性の強化に関する機能としては、ハイパーバイザを採用した新設計のサーバ仮想化技術「Hyper-V」(旧称:Windows Server Virtualization/開発コード名:Viridian)をはじめ、Windows展開サービス(WDS)、場所に左右されないアクセス環境を実現するターミナル・サービスの強化が挙げられる。また、遠隔の事業所内のサーバを管理するケースで用いられる読み取り専用のドメイン・コントローラや「BitLockerドライブ暗号化」機能などが提供される。

 このほか、Windows Server標準のWebアプリケーション基盤「Internet Information Services(IIS)」はバージョン7.0に進化している。IIS 7.0には、オンメモリ・プロセスのFastCGIが最初から備わっており、これを用いると、例えばLinux上のPHPソースコードが、そのまま改変なしで数倍から数十倍の処理速度で実行可能になるという。

Topics
「Office Live Small Business 日本語版」が正式スタート

Computerworld編集部

 マイクロソフトは3月6日、小規模企業を対象にしたホスティング・サービス「Office Live Small Business 日本語版」の正式運用を開始した。

 Office Live Small Businessは、IT管理者がいない小規模企業を対象に、独自ドメインを利用できるホスティングやWebサイトの構築支援、「Windows SharePoint Services」を利用した基本的なマネジメント、従業員コラボレーション、CRM(Customer Relationship Management)などの機能を、オンライン経由で提供するサービスである。なお、2006年12月にベータ・プログラムが開始された当初は単に「Office Live」という名称だったが、正式運用を機に名称が変更された。

 サービスの運用はマイクロソフトが一括して行い、ユーザーはPCからWeb経由で同サービスを利用できる。同社は「大きな投資を必要としない。登録した当日から利用可能で、多くのサービスは無料で提供される」と利点を強調している。なお、約2年間のベータ・プログラム期間中には、約2万4,000社のユーザーからフィードバックがあったという。

 今回の正式運用で改良されたのは、「新規登録プロセスの簡略化」「インタフェースの改良」「独自ドメインの初年度無料化」「電子メールサービスのディスク容量拡大」「Webサイトデザインの操作性向上」「Outlookとの連携強化」「専用ワークスペースの充実化」などである。

 なかでも専用ワークスペースは、「Windows SharePoint Services 3.0」ベースの情報共有基盤であるワークスペースが装備されており、50MBのディスク容量と5名分のユーザー・アカウントが無料で提供される。また、Windows Live IDによるユーザー認証と、共有128bit SSLによるセキュリティも実現しているという。

 サポート体制については、登録後30日間であれば、無料電話サポートが受けられる。なお、登録後30日以降は、メールによる無料サポートとなる。

▲「Office Live Small Business 日本語版」のポータル画面

前のページへ < 1234567 > 次のページへ



関連記事

▲ページの先頭へ戻る


SaaSプロダクト・レビュー

SaasWare EmailToActivity

「SaaSWare EmailToActivity」(日立ソフトウェアエンジニアリング)

Salesforce上でのメール履歴管理/共有化を支援するSaaS

キャッチアップ

SaaSベンダーにとってオープンソース・ソフトは“両刃の剣”

相乗効果が期待されるが、利用時にはライセンスやセキュリティなど問題が山積

マネージド・サービス・プロバイダーに見る仮想化技術の効用

サービス品質/アジリティの向上を果たしたコンテジックス

大企業の7割がSaaSを選択――フォーチュン500企業の幹部100名への調査で判明

ITに詳しくない部門にもSaaSが浸透

中小企業のSaaS利用、「使いやすさ」が最重要項目に

回答者の半数が2〜3年内の本格利用を予想

国内SaaS型CRM/SFA市場、2007年度は62.3%増の87億円超へ拡大――ミック研

2010年度までの成長率は平均34%増を見込む

「SaaSは今後5年で普及し、領域が広がった“XaaS”が登場する」――ノークリサーチ

国内SaaS市場の実態と中期予測調査を報告

「シン vs.ファット」―― MS Officeの牙城に切り込むGoogle Apps

Microsoftの“大艦巨砲主義”はついに終焉を迎えるか

新オンデマンド開発基盤「Force.com」でPaaS戦略の攻勢を強めるセールスフォース

目玉機能の「Visualforce」でGUI開発環境まで“サービス化”

ROI(投資利益率)で決める「SaaSか? 自社運用か?」

フォレスターの「TEI」メトリクスによって算出したROIを基に比較

注目のSaaS(Software as a Service)、市場動向と着眼点を知る

主要プレーヤーに見る、戦略やアーキテクチャの相違

SaaS契約に潜む「10の陥穽」

“サービスとしてのソフトウェア”の隠れたコストにご注意!

キーパーソン

「自社運用かSaaSか――当社はどちらの意思決定にも対応していく」――マイクロソフトのターナーCOO

クラウド/仮想化の技術潮流を踏まえて、3つのビジネス・モデルをハイブリッドで展開

「目指すは、CRMの“デファクト・スタンダード”」

注目の国産SaaSベンダー、 シナジーマーケティングのトップが語る戦略と展望

「すべてのSaaSは、やがて単体提供からスイート提供へと向かう」――ネットスイートのネルソンCEO

統合型SaaSの強みやクラウド・コンピューティングの可能性を語る

セールスフォースとSAPの経営トップ、「オンデマンド vs. オンプレミス」で火花

ベニオフCEOとプラットナー共同創業者が討論会で激突

トレンド・ウォッチ

デル、セールスフォースのオンデマンド開発基盤「Force.com」の3年間利用を契約

セールスフォースにとって過去最大規模の大口契約(2008年08月22日)

NRI、新貸金業法対応を支援する金融機関向けASPサービスを発表

指定信用情報機関への接続をサポートし、金融機関の負担を軽減(2008年06月25日)

サイボウズ、パートナー2社と協業し「ガルーン 2」をSaaS/ASPモデルで提供開始

ASPサービスの事業拡大戦略の一環として(2008年06月23日)

クレオ、中堅向けERP「ZeeM」にSMBパッケージやSaaSモデルを追加

「決算開示短縮パック」や「SaaS販売モデル」などを順次提供開始(2008年06月20日)

スターリングコマース、SaaS型B2Bサービス「Sterling Collaboration Network」の国内提供を発表

ビジネス・プロセスの統合、自動化のための電子商取引/コラボレーション基盤(2008年06月10日)

アドビ、ホステッド型文書管理サービス分野に本格進出――Acrobat.comを発表

“オフィスSaaS”分野でマイクロソフトやグーグルに真っ向から対抗する構え(2008年06月03日)

日本オラクル、SaaS型CRMの新版「Oracle CRM On Demand Release 15」を提供開始

Web 2.0技術を活用して部門内連携/情報共有を支援(2008年05月20日)

マイクロソフト、ホステッドCRMサービス「Dynamics CRM Online」を提供開始

セールスフォースのサービスより低価格/大容量である点をアピール(2008年04月23日)

「クラウド型開発」への移行を企業に促すセールスフォース

オンプレミス開発並みに時間/コストをかけられない企業への貢献を強調(2008年04月21日)

ネットスイート、中堅企業のグローバル経営を支援する「NetSuite OneWorld」を発表

「真の意味でのリアルタイム・グローバル経営管理を実現する」とネルソンCEO(2008年04月17日)

2010年にはSaaSプロバイダーの90%がOSSを利用――ガートナー

ソフトウェアの調達コスト引き下げがねらい(2008年04月15日)

サン、PaaSモデルの研究プロジェクト「Project Caroline」を披露

スケールアウト型プラットフォームとして開発推進(2008年04月11日)

ネットスイート、ISV/SIer向けSaaS開発プラットフォーム「NS-BOS」を発表

Webベースのデバッガを新たに提供。垂直型統合SaaSの普及を目指す(2008年04月03日)

マイクロソフト、「Office Live Small Business 日本語版」の正式運用を開始

「多くのサービスは無料で提供」と敷居の低さを強調(2008年03月06日)

「SaaSの普及に貢献したい」――マイクロソフト、ISVのSaaS導入を支援するプログラムを開始

パートナー企業4社とともに、“他社”のSaaS型ビジネスをバックアップ(2008年03月13日)

マイクロソフト、「Office Live Small Business 日本語版」の正式運用を開始

「多くのサービスは無料で提供」と敷居の低さを強調(2008年03月06日)

「強固なセキュリティ機能はSaaSで提供」――専門家がメリットを強調

メールやWebフィルタリング・サービスが最も効果的(2008年03月06日)

ミック研、2007年度の国内SaaS/ASP市場規模は19%増の1,274億円と推計

売上高ベースでソフトウェア製品市場の16.9%を占有(2008年02月19日)

デル、電子メール・ホスティング・ベンダーを1億5,500万ドルで買収へ

ビジネス・サービスの拡大で、独自のストレージ・ブランドを立ち上げか?(2008年02月13日)

ASPIC、ASP/SaaS/IDCアワード受賞企業を発表

挨拶に立った佐藤総務副大臣、「SaaSは国内産業の救いとなる」(2008年01月25日)

Weekly Ranking

集計期間:11/15〜11/21



Computerworld Global
米国
英国
中国
ドイツ
オーストラリア
シンガポール
その他の国