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[国内]
サイボウズ・ラボ、アクセス・ログ共有サービス「Pathtraq」を公開

ブラウザからのアクセス履歴を収集し、サイトのランキングやトラッキング分析などを実現する新サービス

(2007年08月08日)

サイボウズ・ラボのアクセス・ログ共有サービス「Pathtraq」

 サイボウズの研究開発機関であるサイボウズ・ラボは8月8日、Webブラウザのアクセス履歴を収集し、サイトのランキングやトラッキング分析などを実現するアクセス・ログ共有サービス「Pathtraq(パストラック)」を同日から公開すると発表した。

 Pathtraqの主な機能は、(1)サイト・ランキング機能、(2)トラッキング分析機能、の2つである。サイト・ランキング機能は、インターネット・ユーザーの閲覧軌跡を元に、ニュースやブログなど特定のドメインにこだわらないサイト横断ランキングを集計する。また、トラッキング分析機能によって、任意のURLで検索したページ、およびサイトのアクセス・ログを解析し、どこから来た人がどこへ去ったか、また該当ページにどれだけのアクセスがあったかを把握することができるという。

 Pathtraqのログ共有に参加するためには、専用のブラウザ拡張機能をインストールする必要がある。対応ブラウザは、Internet Explorer 6および7、Mozilla Firefox 2.0のみとなっている。

Pathtraqの位置づけ

 拡張機能をインストールしたユーザーのアクセス・ログを集計することで、これまで把握することが難しいとされていた、実際のアクセス数に基づく「世間で注目されている記事」「人気のある人・製品・サービス」といったさまざまな情報を容易に入手できるようになるという。

 また、「サイトの比較」機能を利用し、知人のブログとアクセス数を比べたり、ライバル企業の商品サイトのアクセスを比較したりすることができるほか、アクセス数による「リンク元の重み付け」により、スパム・ブログに惑わされることなく重要なリンク元を見つけ出すこともできるとしている。

 収集されたログの情報は、Pathtraqのサイトに一般公開される。統計結果の閲覧は、IE、Firefox以外のブラウザでも可能となっている。

Pathtraqの仕組み

 なお、Pathtraqでは、アクセスの統計情報のみを保存しており、各ユーザーの行動を追跡するようなことは行っていないという。アクセス元のIPアドレスは、スパマー対策のためハッシュ化されたURLと共に別途1時間サーバのメモリ上に蓄積されるが、その後自動的に消去される。また、ユーザー自身でログ収集機能を一時的に停止することも可能としている。

 発表に際し、サイボウズ・ラボ代表取締役社長の畑慎也氏は、「はてなブックマークやdel.icio.usといった手動で作られるソーシャル・ブックマーク、ソーシャル・ニュースに対し、Pathtraqは自動で収集されたアクセス・ログ情報を共有するアクセス統計サービスと位置づけられる。インターネット上のサイレント・マジョリティを知るための新しい評価サービスとして、今後1カ月で1万人以上インストールされることを目標としている」と語った。

創業10周年を迎え
製品カテゴリーを2つに大別

 一方、この日創業10周年を迎えたサイボウズは、従来の製品ラインアップを企業規模別に「かんたんシリーズ」と「ガルーンシリーズ」の2つに分けるという新たな販売戦略を発表した。

 かんたんシリーズは中小企業向けの製品カテゴリーとして、同社主力のWebグループウェア「サイボウズ Office 6」を中心に、Webデータベース「サイボウズ デヂエ」、Webグループ・メール・システム「サイボウズ メールワイズ」、10言語対応国際版グループウェア「サイボウズ Share360」などがラインアップされる。

 一方、中堅・大企業向けの製品カテゴリーとして位置づけられるガルーンシリーズでは、大規模企業向けEIP(Enterprise Information Portal)型グループウェア「サイボウズ ガルーン2」を主軸に、社内ブログ「サイボウズブログ」、SFA(Sales Force Automation)ソフトウェア「サイボウズ ドットセールス」、汎用ワークフロー・システム「サイボウズ ワークフロー」などが提供される。

サイボウズ 代表取締役社長 青野慶久氏

 同社では、製品数の増加により複雑化していた製品内容やカテゴリーを整理することで、製品に対する顧客の理解が深まるほか、各製品を連携させた活用例なども、よりわかりやすく紹介できるようになるとしている。

 サイボウズの代表取締役社長、青野慶久氏は、「カタログやホームページも本日から刷新し、両ブランドに沿った製品展開を進めていく。情報サービスを大衆化することが当社の理念。今後も『簡単・便利・安い』を合い言葉に、難しい情報システムを簡単に実現する商品開発とサービス提供に取り組んでいく」と抱負を述べた。

 なお、同氏によると、現在開発が進められているサイボウズ Office 6の次期バージョンは、今期(〜2008年1月)中にリリースする予定だという。

(大川 亮/Computerworld)




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