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【Green IT Conference & Demo 2008】
データセンタの消費電力量50%削減に挑む日立製作所のCoolCenter50プロジェクト
IT機器はもちろん空調や電源にまで着目してデータセンタを「まるごと省電力化」
(2008年04月07日)
日立製作所は、グループ全体で取り組んできた環境負荷対策をよりいっそう強化するため、自社IT製品の省電力化を、運用レベル、装置レベル、部品レベルの3つの視点で進めるHarmonious Greenプランに注力している。そして、このプランの成果を適用しつつ、データセンタ全体の省電力化を目指すCoolCenter50プロジェクトも推進中だ。セッションでは、こうした取り組みの概要とともに、その柱となる日立のさまざまな製品群が紹介された。
自社製品を独自技術で省電力化
| 「日立製作所はIT機器のみならず、空調機器や電源装置などでも高効率な製品を提供している」と語る日立製作所の香田克也氏 |
日立製作所は、サーバ、ミドルウェア、ストレージ、ネットワーク機器など自社の主要なIT製品を省電力仕様にするための技術開発計画Harmonious Greenプランを推進している。同プランは、省電力化を運用、装置、部品の3つのレベルで実行し、今後5年間で累計約33万トンのCO2排出量の抑制を目指すものだ。すでにサーバ「BladeSymphony」やミドルウェア「JP1」などの製品に反映されている。
同プランの運用レベルでは仮想化技術を用いて、システム/製品のリソースの最適化を進める。装置レベルでは未使用のハードディスクの回転を抑えるMAID技術の採用や、熱交換を効率化するヒートシンク技術の開発などを行う。部品レベルでは、電源モジュールや半導体などにおいて省電力化に向けた技術開発を進める。
こうした日立の取り組みの最大の特徴は、そのほとんどの技術を自社開発していることだ。日立製作所 情報・通信グループ 経営戦略室 事業戦略本部 担当本部長の香田克也氏は、「例えば省電力化の中核となるサーバ仮想化は、メインフレームの時代から培ってきた技術をベースにした日立独自の仮想化機構である」と胸を張る。
データセンタをまるごと省電力化する
さらに日立では、データセンタにおける消費電力量を5年後には最大50%削減することを目指すCoolCenter50プロジェクトも進めている。その骨子は、一般的なデータセンタにおいて、IT機器とそれ以外の空調/電源/照明などの消費電力量がほぼ等しいことに着目し、データセンタ全体の省電力化を設備面も含めて包括的に行うというものだ。もちろん、Harmonious Greenプランの成果も適用する。
香田氏は、「日立はIT機器のみならず、空調機器や電源装置なども含めて高効率な製品と高度なサービスを開発・提供している」と強調する。具体的な製品としては、マシン・ルームの空調環境をシミュレーションする「AirAssist」、サーバ・ラックの環境監視を行う「AirSense」などがある。これらは、データセンタの設計から構築、運用に至る、各段階での省電力化をサポートするものでもある。
こうした日立の取り組みは、グリーンIT時代にあって、今も増加し続けるIT機器、拡大し続けるデータセンタのあるべき姿を示すものと言える。
| データセンタ省電力化プロジェクトCoolCenter50の概要 |
Technology Review

- 「CoolCenter50」(日立製作所)
- データセンタの全体最適化により、その総消費電力量を50%低減するプロジェクト
- 関連リンク
- 日立製作所


