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システム/アプリケーション統合
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[米国]
仮想化環境における“ライセンス・コスト”が議論の的に
VMwareユーザー間でソフトウェア・ライセンスの現状に疑問の声
(2008年06月10日)
米国VMwareのオンライン・ユーザー・コミュニティ「VMware Communities」のフォーラムでは、仮想化環境におけるソフトウェアのライセンス・モデルはどうサポートされるのかという質問が、しばしば話題に上る。特にMicrosoft製品のユーザーが、仮想化関連のライセンス条項について疑問を感じているようだ。
| VMwareのオンライン・ユーザー・コミュニティ「VMware Communities」 |
仮想化環境でソフトウェア・ライセンスを認証するため、一部のアプリケーションでは、パラレル・ポートやシリアル・ポート、USBポートなどのドングルを仮想マシンで利用できるように設定する必要がある。具体的には、物理的なCPUのシリアル番号を参照する方法が一般的だが、ハードウェアの特性を利用してアプリケーションにライセンスを提供する手段はほかにもたくさん存在する。
しかし、どのような手段を採用するにしろ、ソフトウェアのライセンス認証は、仮想インフラ環境をさらに複雑にする要因になっている。例えば、ドングルを使用した場合、サーバの機能が制限されるため、稼働中の仮想マシンを「VMware VMotion」機能を使ってホスト間移動させることができなくなる。つまり、ドングルを用いると、実質的には特定のホストでしか仮想マシンを稼働させられなくなるのだ。
この問題を回避するには、シリアルおよびUSBポートをIPベース・デバイスとして仮想マシンに認識させればよい。だが、すべての仮想サーバがホストのUSBポートへのアクセスを許可しているわけではない。パラレル・ポート経由のアクセスが必要なアプリケーションについては、機能が制限されることを覚悟し、仮想マシンの利用を特定のホストに限定する以外、できることはほとんどない。また、仮想化ソフトウェア・スイートの「VMware Virtual Infrastructure」を利用している仮想マシンからCPUのIDを取得することはできないため、そうしたアクセスが必要になるアプリケーションを動かすこともできない。
MACアドレスをライセンス認証に利用できるケースもあるにはあるが、仮想ネットワーク・インタフェース・カード(NIC)のMACアドレスが簡単に書き換えられ、ライセンスへのアクセスが許可される、もしくは却下されるという事態が発生する危険性が高まるため、この方法は避けるべきである。
ソフトウェア・ベンダーは、ライセンス認証の仕組みを変更し、仮想環境でもっとスムーズに機能するハードウェアに依存しないライセンス・ソリューションを考案すべきである。また、ライセンス認証を容易に回避できないように暗号化技術を採用する必要もあるだろう。
いずれにしろ、ベンダーのライセンス認証を既存の仮想環境内で機能させるためだけに、アプリケーションと仮想化ライセンスの購入に加えて多額のコストをかけねばならないのが現状だ。したがって、仮想環境内で新たにアプリケーションを動作させる際は、当該のアプリケーションを前もって十分に調べておく必要がある。
また、ベンダーがライセンス認証に必要な変更をなかなか施さないことが問題視されているが、仮想化技術の人気が高まり、主流となりつつある今、こうした傾向に歩調を合わせるのはベンダーの仕事である。今後はライセンス認証を問題なく行える製品を提供しているベンダーを選ぶようにしたい。
(Edward L. Haletky/CIO.com)
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