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システム/アプリケーション統合
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【解説】
サーバ仮想化導入ステップガイド[配備編]
VMwareの導入から配備までを「ハンズオン」
(2008年07月18日)
ネットワークの構成を決定する
次の問題は、ネットワークにどういった装置を追加するべきかを決めることだった。Fergenschmeirのネットワーク・コアには、2台の旧型のスイッチ「Cisco Catalyst 4503」が使われている。ネットワーク・クロゼットからのファイバ・チャネルはすべてここに引き込まれており、データセンター内の全サーバに対応できる十分な銅線密度を提供できていなかった。すべてのサーバをデュアルホーム化して冗長構成にするだけでは不十分であった。前年には、不足分を補うために無名ベンダーのギガビット・スイッチを増設したスタッフがいたが、今回もその必要があった。
Brown氏は、スイッチの価格と仕様を検討した結果、「Cisco Catalyst 3750-E」(写真2)を2スタック導入して、メンテナンスすればまだ使えるCatalyst 4503スイッチをネットワーク・エッジに追いやることにした。Catalyst 3750-Eスイッチは、通信ルームのファイバ・ターミネーション近くに設置して、中核となるルーティング作業を行わせ、Catalyst 4503は廊下の奥に置いてサーバ・ファームの切り替え作業を行わせることにした。
| 写真2:サーバを仮想化する前に、「Cisco Catalyst 3750-E」を新規導入し、ネットワーク・インフラのボトルネックを解消した |
Brown氏は、将来の拡張性を見据え、Catalyst 3750-Eのスタック間で2本の10Gリンクをサポート可能なモデルを採用することにした。今回導入したスイッチ製品の価格を合計すれば、非常に冗長性の高い「Cisco Catalyst 6500」シリーズを1台購入できる金額になるが、そうすると通信ルームからデータセンターまで膨大な量の銅線を確保するか、そのスイッチを稼働させるためにデータセンターまで光ファイバ・ドロップ・ケーブルを拡張しなければならず、Brown氏としてはどちらも避けたかった。
サーバ仮想化に伴う総コストを見積もる
サーバ仮想化に伴うハードウェア/ソフトウェアの予算は、ここまで検討してきたすべてを含むと、総額30万ドル程度と見積もられた。内訳は、サーバ・ハードウェアに11万ドル、ネットワーク・ハードウェアに4万ドル、ストレージ・ハードウェアに10万ドル、VMwareのライセンスに5万ドルである(表1)。
| 表1:Fergenschmeirにおけるサーバ仮想化の導入コスト。72台のアプリ・サーバを仮想化するために、管理用を含め10台の物理サーバを導入している |
30万ドルという予算額は、仮想サーバと物理サーバの比率が10対1、つまり72台のアプリケーション・サーバを仮想化するために8台の物理サーバが必要になると試算した、コンサルティング会社のキャパシティ・プランニングをベースにした数字である。これを受けBrown氏は、障害復旧と将来的な拡張性を加味し、9台のホスト・サーバと管理用のブレード・サーバを1台確保して仮想化環境を構築することにした。
このやり方だと、仮想サーバ当たり約4,200ドルの導入コストがかかる計算になる(完全に冗長性のあるストレージとコア・ネットワーク・インフラを含む。ただし、人件費とソフトウェア・ライセンスは除外)。一般的にコモディティ・サーバは、5,000〜6,000ドルの導入コストがかかると言われているため、かなり経済的だと思われた。Brown氏は、コモディティ・サーバが高可用性/ロード・バランシング機能を備えておらず、90%以上がアイドル状態になっている現状を考えれば、まさに破格の導入コストだと思った。
ちなみにBrown氏とRichter氏がこの事実を知ったのは、Tersitan氏からの予算承認を得て、購入注文書をファクスで送った後のことである。
VMwareの導入から配備までを「ハンズオン」



