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[米国]
【VMworld 2007】
VMworldが開幕。グリーンCEO「仮想化がデータセンターを変革する」
効率性が向上したESX Serverの新版を発表し、“仮想化市場リーダー”をアピール
(2007年09月12日)
米国ヴイエムウェアが毎年開催しているユーザー・コンファレンス「VMworld 2007」がサンフランシスコで9月11日に開幕した。IT業界における最注目トピックの1つである仮想化技術にフォーカスしたイベントとして、会期中(9月11日〜9月13日)は、仮想化関連ベンダー各社からさまざまなセッションおよび展示が行われる。
VMworldコンファレンスは今年で4回目の開催となる。 2006年の同コンファレンスの参加者数は約6,500名であったが、今回の参加者数は1万名超にまで増加。また、周知のように、ヴイエムウェアは先月、IPO(新規株式公開)を果たし、話題を呼んだベンダーである。コンファレンス初日の盛況ぶりは、仮想化技術、そして、この分野の市場リーダーに対す注目度の高さを如実に表すものと言える。
| 米国ヴイエムウェア 社長兼CEOのダイアン・グリーン氏 |
開幕基調講演に登壇したヴイエムウェアの社長兼CEO、ダイアン・グリーン氏は、「仮想化技術は、IT業界でもまれに見る革新的な技術だ」と語り、特に、昨今注目されているサーバ統合やディザスタ・リカバリといったデータセンター・レベルでの仮想化技術が企業ITインフラにおいて果たす役割の大きさが強調された。
さらにグリーン氏は、開催前日の9月10日に発表した仮想化ソフトウェア「ESX Server 3」の新版「ESX Server 3i」を紹介。インタフェースの役割を果たしていたRed Hat Linuxベースのサービス・コンソールを統合したことで、わずか32MBに仮想化機能を集約し、USBメモリに格納できる点をアピールした。
「シン・バーチャライゼーション」と表現されるESX Server 3iは、2007年末に販売開始される予定だ。なお、デル、IBM、ヒューレット・パッカード(HP)、NECなど複数のサーバ・ベンダーからは、ESX Server 3iを組み込んだサーバが順次発売される計画になっている。
基調講演には、ヴイエムウェアとの緊密なパートナーシップを築いているインテルのキーパーソンもゲストで登場した。インテルでデジタル・エンタープライズ・グループのジェネラル・マネジャー兼シニア・バイスプレジデントを務めるパトリック・ゲルシンガー氏は、仮想化技術におけるインテルの役割を説明した。
ゲルシンガー氏は、「今後のデータセンターに仮想化は必須の技術」と語り、インテル・バーチャライゼーション・テクノロジー(VT)で、I/Oやネットワーク接続などに対して仮想化をサポートしている点を紹介。そのうえで、先ごろ発表したマルチプロセッサ・サーバ向けのクアッドコアXeonプロセッサ7300番台を搭載したサーバで仮想化技術を利用した際のパフォーマンスの高さを強調し、ESX Serverと組み合わせることで、データセンターにおける効果的なリソース配分を実現可能とした。
| 米国AMD会長兼CEOのヘクター・ルイズ氏 |
インテルに続いて登壇したのは、そのライバル、AMDである。同社会長兼CEOのヘクター・ルイズ氏がみずから登壇し、同氏は、ヴイエムウェアやAMDなどが設立したグリーン・グリッドでの取り組みに言及。仮想化によりエネルギーの効率的な利用が可能になる点を語った。
「オースティンにあるデータセンターでは、ESX Server 3による仮想化で、117台あったサーバを計9台に統合した。これにより、消費電力の79%削減に成功した」(ルイズ氏)。こうして基調講演に登壇したスピーカーはそろって、今後の仮想化技術に対する大きな期待を語った。
(山上朝之/Computerworld)
- 米国ヴイエムウェア
- http://www.vmware.com/
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