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システム/アプリケーション統合
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仮想化による次世代ビジネス基盤の確立を目指すアクサ
クアッドコアCPU搭載サーバで仮想サーバの高性能化を実現
(2007年11月29日)
「アクサダイレクト」のブランド名で知られるアクサ損害保険株式会社(以下、アクサ損保)は、フランスで生まれた世界最大級の保険・金融グループ「AXAグループ」の日本法人として誕生。1999年より日本での営業活動を開始して以来、「安心をグッドプライスで」のコンセプトの下、通信販売によるリスク細分型自動車保険の提供を主軸に発展を続けている。2007年7月には「アクサダイレクト総合自動車保険」の保有契約件数が50万件を突破するなど、ますますその勢いを加速させるアクサ損保は、次世代のビジネス基盤を実現するキー・テクノロジーとして仮想化に注目。本格的導入への足がかりとして、デルが提供するモニター・プログラムに参加し、VMwareによる仮想化ソリューションとクアッドコアCPUの親和性が社内で高い評価を集めている。
| 課題 | ・案件単位またはプロジェクト単位で構築されてきたテスト環境の統合 |
| ・テスト環境の構築に必要とされる時間や手間、コスト、設置スペースの削減 | |
| ・ミッション・クリティカルな本番環境への仮想化テクノロジーの導入検討 | |
| ソリューション | ・クアッドコア インテルXeonプロセッサ5345搭載サーバ |
| ・VMware Infrastructure 3 |
複雑化するテスト環境を前に高まる仮想化へのニーズ
| USER PROFILE | |
| アクサ損害保険 http://www.axa-direct.co.jp/ | |
| 所在地: | 東京都港区芝浦4-19-1 芝浦アークビル |
| 設立: | 1998年6月 |
| 資本金: | 172億2,150万円(2007年3月末) |
| 事業内容: | 損害保険事業 |
アクサ損保では、保険のダイレクト販売を支える情報システムの多くを、社内で開発している。新しいアプリケーションの開発や既存アプリケーションの拡張など、常に複数の案件が動いており、案件単位またはプロジェクト単位で構築される開発・テスト環境は増え続ける一方である。
また、1つのテスト環境に複数のサーバが必要になることも多く、環境が複雑になればなるほど、準備にかかる手間もコストも膨らんでしまう。開発・テスト部隊が直面していたこれらの課題は、必然的に解決策となる仮想化テクノロジーへの関心につながっていったという。
「1台のサーバに複数のテスト環境を持てれば、物理台数を一気に削減できるだけでなく、同一の開発・テスト環境を別に用意したいといった場合にも、仮想マシンのクローンを容易に作成できる。さらに、ある時点の環境のスナップ・ショットを作成しておけば、雛形/バックアップとして使えるメリットもある。仮想化の必要性は十分に認識していた」と語るのは、アクサ損保でIT&ロジスティック本部 本部長代理を務める岩井丈仁氏。
| アクサ損保のIT&ロジスティック本部本部長代理、岩井丈仁氏
|
とはいえ、ミッション・クリティカルなビジネス要件を問題なくクリアできるのかどうか。本番環境への導入も視野に入れる同社にとって、その有効性の見極めは避けては通れないアプローチである。
そこで同社は、デルが展開していたモニター・プログラムに応募。そこには、テスト環境における活用を通じて導入効果を確認すると同時に、仮想化に関するスキルに精通し、安定稼働に向けた手法を確立するねらいもあった。
多様なシステム要件に
高いパフォーマンスを発揮
モニタープログラムで提供されたのは、「VMware Infrastructure 3」がプリインストールされた、インテルのクアッドコアXeonプロセッサを搭載したサーバ「Dell PowerEdge 2950」。ユーザー側での面倒な設定作業を省き、導入後すぐに仮想化環境の利用を開始できるようになっており、まさに仮想化への第一歩を踏み出す絶好のチャンスとなった。
導入から半年間を経て、「VMware ESX Server」上に構築された仮想マシンは、当初の4台から16台にまで増えている。ゲストOSには、主にクライアント/サーバ向けにいくつかのWindowsを使用。最近ではLinuxも導入し始めた。
また、ゲストOS上では、CTI(Computer Telephony Integration)システムのテスト環境兼トレーニング環境をはじめ、イントラネット・サーバの擬似環境、メール送信システムやActive Directoryの検証環境などが稼働しており、多様なシステム要件に幅広く活用されていることがうかがえる。作業スペースはもちろん、テスト環境の構築にかかる時間は大幅に削減され、開発現場のモチベーションも一段と高まった。
エンジニアの鈴尾智之氏は、こう評価する。「仮想マシンの動作は思った以上に快適で、まったくストレスを感じない。経験上、『欲しい』と思うメモリの約半分で、同等のパフォーマンスを出しているのも驚きだ。物理マシンに限りなく近い考え方で扱えるメリットも実感している」
| アクサ損保のサービスデリバリー部フロントオフィス課エンジニア、鈴尾智之氏 |
高いパフォーマンスと安定性を発揮できるのは、CPUに組み込まれたインテル・バーチャライゼーション・テクノロジー(インテルVT)が仮想化を支援し、VMwareとの高い親和性を実現しているからにほかならない。また、「マルチコア化の進展に大いに期待する」と鈴尾氏が語るとおり、VMware上で各ゲストOSが使用するコアを割り当てるなど、マルチコアならではの使い方にも興味を示す。
高い親和性が仮想化市場の成熟を促すカギ
「現在のように順調に動いているうちはいいが、問題はトラブルが発生した時に、従来と同じプロセスで対処できるかという点だ」と岩井氏。今後は事業継続の観点から、実運用面での検証が課題となる。また、災害対策やバックアップ環境を整備していく上でも、仮想化は重要な選択肢になりそうだ。
仮想化市場を牽引する最新のハードウェアとソフトウェアに求められるのは、高い親和性である。この点を強調する同社は、VMwareとクアッドコアXeonプロセッサの連携に、単なる統合化の手段を超えた多くの可能性を見いだそうとしている。
- アクサ損害保険
- http://www.axa-direct.co.jp/
- デル
- http://www.dell.com/jp/
- ヴイエムウェア
- http://www.vmware.com/jp/



