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サーバ統合

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サーバ統合

[米国]
HP、メインフレーム対抗の無停止型ブレード・サーバを投入

他社メインフレームからの移行を促すキャンペーンも展開

(2008年06月17日)

 米国Hewlett-Packard(HP)は6月16日、米国IBMのメインフレームに対抗する高度な耐障害性を備えたサーバ製品群「HP NonStop」シリーズ初のブレード・サーバ「HP Integrity NonStop NB50000c BladeSystem」を発表した。

HP Integrity NonStop NB50000c BladeSystem

 同製品の発表に合わせてHPでは、メインフレーム・アプリケーションからの移行を考えている顧客向けに、NonStopプラットフォーム・ソフトウェアを1年間無料で提供するなどの特典を用意している。

 米国の調査会社Illuminataのアナリスト、ジョナサン・ユーニス(Jonathan Eunice)氏は、IntelのItaniumプロセッサをベースとするこの新製品は一定の競争力を有すると認める一方、IBMのメインフレーム・ユーザーをターゲットとするこのマーケティング・キャンペーンには否定的な見方を示している。「製品は強力だが、IBMに対する打撃力はそれほど大きくはない」(Eunice氏)

 1980年代末に登場したHP NonStopシステムは、数年前から使用するコンポーネントの共通化が進められており、これが価格引き下げと管理機能の強化に貢献をしている。Eunice氏は、「独自技術が少ないほうがITマネジャーの負担も少なくなる」と指摘している。

 現在のHP NonStopシステムでは、メモリ・チップからプロセッサ、ハードディスクまで、すべてのハードウェアが他のシステムでも使用可能な業界標準のものになっている。Eunice氏は、ブレード・アーキテクチャに移行することで使いやすさがさらに高まると評価する。モジュラ・システムなら、アップグレードや修理が容易になるからだ。

 HPによると、今回の新製品の開発にあたって約3年ぶりに大規模なシステムの刷新を行い、従来の半分のサイズで2倍のパフォーマンスを実現したという。また、これまでは8プロセッサのシステムを格納するのに標準的な42Uラックが2つ必要だったが、新システムでは8台のデュアルコア・ブレードを1つのラックに組み込めるようになり、パフォーマンスも2倍に向上したとしている。さらに価格も、従来のHP NonStopシステムは38万ドル以上したが、新製品は34万ドルからとなっている。

 メインフレーム置き換え需要をねらったHPのキャンペーンは、メインフレーム上でPOSプログラムなどを稼働させている金融機関などをターゲットとしており、メインフレーム・アプリケーションをNonStop BladeSystemに移行させることで一定の特典を受けることができるという。

 HPでメインフレーム置き換えプログラムを担当するロン・バーテルズ(Ron Bartels)氏は、「実際にアプリケーションを稼働させるにはさまざまなものが必要になるが、ハードウェアは無償で提供する。また、最初の1年間はソフトウェアも無償で提供するため、アプリケーションを導入するための初期資本経費が不要になる」と説明している。

 メインフレーム・アプリケーションをBladeSystemに移行させるには、HPのパートナーである米国Logicaに費用を支払わなければならず、ハードウェアとソフトウェアのメンテナンス費用もかかる。しかし、移行に伴って不要になったメインフレームを維持し、別の用途に活用することもできるという。一方、IBMもHPと同様のプログラムを提供しているが、HPのPA-RISCシステムをIBMのUNIXサーバに置き換える場合、古いHPシステムをIBMに引き渡さないと払戻金を受け取ることができない。

 Eunice氏は、HPのプログラムについて、旅客機メーカーのBoeingが新型旅客機を無料で提供する代わりに、ライバルであるAirbus製の機体を廃棄するよう航空会社に求めるようなものと語っている。「新型機を導入する場合、パイロットの訓練などが必要になるため、このようなプログラムに飛びつく航空会社は少ないはずだ。これはメインフレームを運用している企業にも同じことが言える」と同氏は指摘している。

(Jon Brodkin/Network World米国版)




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