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【JavaOne 2002】
進化と成熟と――Javaテクノロジー2002
7年目を迎え、原点回帰したJavaOne
(2002年03月30日)
Sun ONEと.NETの相違点
前回のJavaOneで大きな注目を集めたトピックの1つに、J2EEにおけるWebサービス対応の強化があった。昨年サンは、Webサービスの構築を容易に実現するためのいくつかの機能を、J2EEの次期バージョン1.4に組み込むことを明らかにした。そして、J2EE 1.4がリリースされるまでの間、それら導入予定の機能は「Web Service Pack(WSP)」として提供すると発表している(WSPはXML関連のAPIの「JAX Pack」、Webアプリケーション開発ツールの「JavaServer Faces」、Webアプリケーション・サーバの「Tomcat」を1つのパッケージにまとめたもの)。
今回のJavaOneでサンは、「開発者コミュニティのためのオープンなアーキテクチャ」としてSun ONEの名前を全面に打ち出している。マクニーリ氏は、最近、同氏が各所で主張している「人類対マイクロソフト」の構図を基に、マイクロソフトの.NETが抱える問題点を次々と指摘していった。「Sun ONEは、開発者のためのアーキテクチャであり、コミュニティでもある。今、ソフトウェア開発の世界にあるのは、オープンなSun ONEコミュニティと、1つのベンダーが支配する閉ざされた.NETコミュニティの2つのみだ。すなわちこれは、人類対マイクロソフトの戦いである。もちろん、われわれ人類は絶対に勝たなくてはならず、ここに来ている開発者のみなさんの力がぜひとも必要になる」(マクニーリ氏)
そして、マクニーリ氏は、プロジェクターに6分割のチャート図を示し、Sun ONEと.NETの相違点について具体的な説明を始めた(図1)。同氏は、Sun ONEの核となるJ2EEが、JCPによって策定された各種のAPI群を、ディベロッパーやパートナー・ベンダーが自在に共有できるようになっているのに対し、.NETではそれが不可能である点を指摘した。
| 図1:マクニーリ氏が示したSun ONEと.NETの比較図 |
なお、この図でXMLの部分に「?」が付いている点に関して、マクニーリ氏は、「現在の標準化作業の状況を見ると、私はXMLが今後、オープン性を維持していけるのが疑問視しているからだ。特に、何でも自分の所有物にしたがる特定のベンダーの力によって標準がハイジャックされてしまうことを危惧しているのだ」と説明した。直言は避けたものの、これまでの経緯から、マイクロソフトならやりかねない、といった痛烈な批判である。そして同氏は、Javaに関してはそうした悲劇が起きないように、知的所有権に関しては引き続き保持することで、Javaの分断化を警戒していくとした。
「開発者にとって、オープンなAPI、オープンな形での実装というのは最も重要な要素である。このことは、J2EE対応のWebアプリケーション・サーバについては、すでに何十もの製品が出荷されているのに対し、J2EEと同等の性能を備えたエンタープライズ規模の.NET製品が今だ図面上のものでしかないという事実に現れている」(マクニーリ氏)
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