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ソフトウェア開発

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[米国]
AOL、モバイル・アプリ開発プラットフォームのリリース計画を明らかに

投入は今年半ばを予定

(2008年02月13日)

AOL Open Mobile Platformの情報は、同社の開発者向けWebサイトで随時更新されるという

 米国Time Warner傘下のAOLは2月11日、モバイル・デバイス上で稼働するアプリケーションを開発するためのプラットフォーム「AOL Open Mobile Platform」を発表した。リリースは今年半ばを予定しているという。

 AOL Open Mobile Platformは、XMLベースの次世代マークアップ言語、超軽量モバイル・デバイス・クライアント、アプリケーション・サーバの3要素で構成される。AOLのモバイル製品/技術担当バイスプレジデント、ジャイ・ジャイシムハ(Jai Jaisimha)氏によると、同プラットフォームは、AOLが昨年買収した米国Airmediaの技術をベースにしており、BREWやSymbianをはじめ、Java、Linux、RIM、Windows Mobileといった主要なモバイルOSをサポートしているという。

 同プラットフォームで開発したアプリケーションは、「AIM(AOL Instant Messenger)」「AOL Mail」「AOL Video」「MapQuest」「Userplane」など、AOLが提供するツールをはじめ、サード・ベンダーが提供するAPI(Application Programming Interface)と統合することができる。

 現在、モバイル端末用のアプリケーションを開発する場合、一般に普及しているモバイルOSに対応するよう、アプリケーションをカスタマイズする必要がある。そのため、時間と手間を要するという問題を抱えている。また同じOSが稼働するモバイル端末であっても、仕様が異なればそれにあわせてカスタマイズする必要があった。

 この点についてJaisimha氏は、「AOL Open Mobile Platformを利用すれば、あらゆるデバイスに対応可能なマークアップ言語を利用できるので、各種プラットフォームに個別対応する必要はない。また同プラットフォームは、すでに発売されている150機種以上のモバイル端末に対応するうえ、アプリケーションのソース・コードも公開されているため、新たなモバイル端末に短時間で対応させることが可能だ」と、同プラットフォームの利点を強調した。

 今回AOLが同プラットフォームを提供することで、他のプラットフォームにも恩恵をもたらす可能性がある。SymbianやAndroidに対応するアプリケーションの開発者は、すぐれたアプリケーションを開発しても、これらのOSが稼働するモバイル端末でしか利用されないという課題があるからだ。

 もっとも今回のAOLと同様のアプローチは、他にも存在する。米国Sun MicrosystemsのJava Platform, Micro Edition(Java ME)は、さまざまなモバイル端末で稼働するJavaアプリケーションを開発できるように設計されている。

 ただし、Java MEを使ってJavaアプリケーションを開発しても、個々のモバイル端末に対応するよう調整しなければならないことが多い。さらにモバイル端末ベンダーがプログラムを変更する場合には、SunからJava MEのライセンスを取得しなければならないという“ネック”が存在する。

 モバイル・プラットフォーム分野において今後AOLのライバルとなりそうなのが、米国Yahoo!である。Yahoo!はモバイル・ウィジェットを開発するための資料を公開しており、今後AOLと開発者の争奪戦を繰り広げる可能性がある。

 AOLによると、現在はAOL Open Mobile Platformの利用を検討している複数の開発者と交渉を行っている段階だという。なお、同社の開発者向けWebサイトでは、AOL Open Mobile Platformの出荷時期などに関する最新情報が、随時更新されている。

(Nancy Gohring/IDG News Service シアトル支局)




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