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【APC Schneider Electric Technology Center】
巨大なテスト・センターが示す、データセンター効率化に向けたAPCの“メッセージ”

グリーンITを実践するためのあらゆる検証環境を整備

(2008年06月30日)

製品開発/環境テスト向けに用意された充実の設備群

写真3:ラボの内部。天井には冷却水が通るループが張り巡らされている。取材時には、今夏に発売予定のデータセンター用新型空調設備の品質テストを行っていた

 テスト・ルーム以外にも同施設は、クーリングのデモ・ルームや各種APC製品のショールーム、ラボ設備、環境テスト設備など多数の充実した設備を有している。

 1万平方フィート(929平方メートル)の広さを誇るラボ設備は、Schneider Electric Technology Centerの設計に際し、いちばん始めに設計された部分である(写真3)。ここを基盤にそのほかの設備がデザインされていったという。天井には冷却水の通るループがラボ全体に張り巡らされており、ラボ内であればどこでも冷却水を供給可能だ。こうした万全の体制により、製品開発や新製品の最終的な品質チェックなどが、ここでは日夜行われている。

写真4:製品の環境テストが行えるチャンバーの内部。ちょうど新たなテスト環境を構築しているところだった

 ラボには隣接する2つのチャンバーがあり、ここでは自社製品の環境テストを実施している(写真4)。これまでであれば品質保証テストをサードパーティに依頼しなければならなかったが、このチャンバーにより自社でそれが行えるようになった。「設置する装置や再現したい環境によって、チャンバー内を自由に調整できる」とAPCのTarantelli氏。チャンバー内は、華氏35度(摂氏2度)から華氏115度(摂氏46度)までの温度環境および6%から90%の湿度環境を再現可能だ。

 クーリングのデモ・ルームでは、床下から冷気を吹き上げ、IT機器を冷却する従来型の高床式冷却設備と局所冷却設備「InfraStruXure InRow」との効率性の違いを、電力管理システムのパネル上でリアルタイムに消費電力を可視化している(写真5)。その違いを実演してもらったところ、IT機器を適切な温度に保つために高床式冷却設備では14kWの電力を消費していたが、局所冷却設備に切り替えた瞬間、同じ数のIT機器を冷却するのに要する電力が2kWに削減されるという結果を見ることができた。さらに、稼働するIT機器の数をラック列単位で2列ほど増やしても2kWのままであった。

写真5:InRowと高床式冷却方式の差異が実演されたデモ・ルーム。写真には写っていないが、近くにある電源管理システムのパネル上で電力消費量の違いが可視化されている

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