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[米国]
ヴイエムウェアの2Q決算、増益達成もアナリスト予測に及ばず

通期売上高の見通しは下方修正。要因はELA事業の不振

(2008年07月23日)

 米国VMwareは7月22日、2008年度第2四半期(6月30日締め)の決算を発表した。それによると、売上高は4億5,600万ドルと、前年同期比54%増を達成したが、米国Thomson Financialがまとめたアナリストの事前予測4億5,860万ドルにわずかに及ばなかった。

同四半期の詳細なリポートは、VMwareのニュース・リリース・サイトに掲載されている

 GAAP(一般会計原則)に基づかない純利益は、9,200万ドル(1株当たり0.23ドル)で、アナリストの予測と一致した。また、GAAPに基づく営業利益は6,100万ドルだった(前年同期は4,700万ドル)。同社が保有する現金は15億ドルを超えており、繰延収益は7億2,100万ドルを計上した。

 米国における第2四半期の売上高は、前年同期比43%増の2億4,000万ドル、米国外における売上高は、同68%増の2億1,600万ドルだった。また、サービス事業の売上高(サポート、サブスクリプション、専門サービスを含む)は、前年同期比85%増の1億7,200万ドル、ソフトウェア・ライセンスの売上高は、同39%増の2億4,000万ドルだった。

 VMwareは7月8日、同社の共同設立者でCEOを務めていたダイアン・グリーン(Diane Green)氏を解任し、元Microsoft役員のポール・マリッツ(Paul Maritz)氏を後任に据えた(関連記事)。同社の声明は、Greene氏が自発的に職を辞したわけではないということを示唆していた。

 このときVMwareは、通期の売上高について前年比50%増を「やや下回る」との見通しを示していたが、今回の決算発表で同社は、通期の売上高予測を前年比42〜45%増に引き下げ、当初の予測から7%ほど下方修正した。

 VMwareの幹部は22日に開いた電話会見で、今後の見通しを下方修正した理由の1つとして、企業向けライセンス契約(ELA)事業の低迷を挙げた。同事業は、同社を牽引する3つの中核事業の1つとされている。

 VMwareのCFO(最高財務責任者)、マーク・ピーク(Mark Peek)氏によると、残り2つの事業(新規顧客獲得を含むチャネル事業、新製品開発/販売事業)は「気を吐いている」という。しかし、世界規模での景気減速、とりわけ米国経済の不振により、企業の間では、ELAを締結するよりも、短期的なニーズに対応できる製品の調達に軸足を移す動きが広がっている。ELA事業が振るわないのはこのためだ。

 VMwareは、今後の長期成長戦略の一環として、主要市場である米国、欧州、オーストラリア以外の地域にも事業を拡大していく構えだ。また、仮想化ソフトウェアだけではなく、次世代Webベース・サービスを牽引するクラウド・コンピューティング対応ソフトウェアの提供にも注力する姿勢を示している。

 しかし、Windows Server 2008に対応する仮想化ソフトウェア「Hyper-V」を6月に市場投入した米国Microsoftや、仮想サーバ・プラットフォーム「XenServer」を擁する米国Citrix Systemsなどとの競争も激化している。

 Martiz氏は、CEO就任後初めて出した公式声明で、Microsoftが「手ごわい」ライバルであることは認めながらも、仮想化市場をリードしている同社にとって「かなわない相手ではない」と強調した。

(Elizabeth Montalbano/IDG News Serviceニューヨーク支局)




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