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[世界]
iPhone 3Gの電源アダプタに感電のおそれ――アップルは無料交換を実施

全世界で数百万規模のユーザーに影響

(2008年09月22日)

 米国Appleは9月19日、「iPhone 3G」に同梱されている電源アダプタが感電を引き起こすおそれがあるとして、同アダプタをすべて無料で交換すると発表した。iPhone 3Gは米国や日本、カナダに加え、メキシコなど複数の中南米諸国でも販売されており、影響を受けるユーザーは数百万人に上ると見られている。

 アナリストの見積もりによると、iPhone 3Gは今年7月のデビュー以来600万台が販売されており、最大の市場は米国だという。Appleは四半期ごとの販売台数を明らかにしていないが、同社CEOのスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)氏は出荷直後の最初の週末だけで100万台以上を販売したと語っていた。

電源アダプタ回収に関するAppleの発表

 Appleが19日午後に出した発表資料によると、iPhone 3Gの電源アダプタは、第1世代のiPhoneに搭載されていたアダプタを再設計したもので、衝撃に弱いという欠点を抱えていた。

 同資料の中でAppleは、「特定の条件下では、新しい超小型USB電源アダプタの金属部品が折れてコンセント内に残ってしまい、電気ショックを受ける危険性がある」と説明している。

 Appleによると、この金属部品が折れるという報告を受けて以来、負傷者が出たという情報は入っていない。同社は、この小型電源アダプタの使用をすぐに中止するようユーザーに呼びかけるとともに、代替品が届くまで本体同梱のUSBケーブルを使ってiPhone 3GをMacやPCに接続し、充電するようアドバイスしている。

 iPhone用に設計されたサードパーティ製のアダプタ(自動車の電源に対応するアダプタなど)や、Appleが29ドルで販売しているサイズの大きいUSBアダプタを使うこともできる。

 Appleでは、今年10月10日以降、郵送または直営店の店頭において、該当する電源アダプタを無料で交換する。また、本体とは別に購入した超小型アダプタも回収対象となる可能性があるという。

 代替アダプタは、底部に識別用の緑の点が付いており、安全に使用できるとAppleは説明している。この代替品は、10月10日以降にAppleの小売店で入手することができる。ただしその際は、iPhone 3Gを持参しなければならない。

 代替アダプタは19日以降オンラインでも請求できるが、製品が発送されるのは10月10日以降となる。オンラインで代替品を請求する場合は、電子メール・アドレスとiPhone 3Gのシリアル・ナンバーをAppleに伝える必要がある。

 今回のようにAppleが大規模な製品の回収を実施するのは、ノートPCのバッテリー問題が発生した2006年8月以来のことだ。このときには、「iBook」や「PowerBook」に搭載されていたソニー製リチウムイオン・バッテリー約180万個を回収した(関連記事)。また今年8月には、「iPod nano」のバッテリーが過熱する事故が起こり、Appleの日本法人は無料で交換する方針を明らかにしている。

 iPhoneで製品の回収が行われるのは、今年7月11日に最新モデルのiPhone 3Gが出荷されてからはもちろん、2007年6月に最初の製品が出荷されてからも初めてとなる。

(Gregg Keizer/Computerworld米国版)




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