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資産管理ソフトウェアでIT投資の最適化を図る

TCO削減に加えコンプライアンス/セキュリティ対策にも有効

(2005年12月19日)

 企業・組織のIT資産情報をネットワークを介して自動的に収集する資産管理ソフトウェアは、かつては、TCO(所有総コスト)の削減が最大の導入目的であった。しかし、昨今では、情報漏洩対策などのセキュリティの向上、コンプライアンス(法令順守)といったITにかかわる課題の解決をも導くものとして注目が高まっている。そこで本稿では、最新の資産管理ソフトウェアが備える特徴と提供しうるメリットについて紹介する。

レオン・アーランガー
InfoWorld米国版

IT資産を把握する資産管理ソフトウェア

 昨今の企業システムは、資産管理ソフトウェアを用いなければその資産情報を把握できないほど、複雑化・大規模化が進んでいる。資産管理ソフトウェアは、これまでITスタッフが手作業で確認・管理していた、クライアントPCやサーバといったハードウェアや、それらにインストールされているOSをはじめとするソフトウェアに関する情報を自動的に収集する機能を備えている。このようなソフトウェアは、IT部門に課せられた最大の課題であるTCO(所有総コスト)削減を達成するのに不可欠なものと言える。なぜなら、社内のIT資産の状況を正確につかんでいなければ、何が必要で、何が不必要であるかといった判断を下せないからだ。

 ここで、資産管理ソフトウェアの導入事例を1つ紹介しよう。米国のキッチン設備メーカーであるバイキング・レンジのITマネジャーを務めるシャイアム・ラマチャンダン氏は、かつて、社内のIT資産を正しく把握できていないことに頭を悩ませていた。「退職した従業員が使用していたPCについて聞かれても、どのようなスペックで、どのようなソフトウェアがインストールされていたのかを答えられなかった」と同氏は話す。同社では、IT資産の管理を手作業で行っていたが、実際には更新作業が滞ってしまい、そのデータは信頼できるものではなかったのだ。

 「全米各地に営業所が点在しているうえに、多くの従業員がノートPCを自宅に持ち帰っていたので、ノートPCの台数すら把握できていなかった。さらに、勝手にソフトウェアのバージョンを変更してしまう従業員もいたので、多くのPCがどのような状態で利用されているのか不明なままであった」と、ラマチャンダン氏は当時を振り返る。

 同社はこのような混乱を解決するために、米国コンピュータ・アソシエイツ(CA)のIT資産管理ソフトウェア「Unicenter Asset Management(UAM)」の導入に踏み切った(画面1)。「UAMは、社内ネットワークを介して、PCやサーバのハードウェアとソフトウェアの状態を常に把握することが可能だ。社外に持ち出すことが多いノートPCについても、社内ネットワークに接続した際に情報を収集してくれる。UAMが提供する情報は、パッチ適用作業の実施計画の立案や、勝手にパッチを適用する従業員を見つけるのに役立つ。さらに、ソフトウェア使用状況のリポートにより、必要以上のソフトウェア・ライセンスを購入していたことがわかった」とラマチャンダン氏は満足げに話す。


画面1:コンピュータ・アソシエイツの「Unicenter Asset Management(UAM)」

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