【 ここから本文 】

ITマネジメント/運用管理

ソーシャルブックマークに登録 : Yahoo!ブックマークに登録 はてなブックマークに登録 del.icio.usに登録 newsing it!に登録 Buzzurlにブックマーク livedoorクリップに登録 Slashdotにタレコむ イザ!ブックマークに登録 Twitterでつぶやく
print 印刷用ページの表示


[世界]
Windowsの基本処理で脆弱性が発覚

セキュリティ対策ベンダーは警戒レベルを引き上げ

(2007年03月30日)

 米国マイクロソフトは3月29日、Vistaを含むWindows OSに脆弱性があることを公表した。この脆弱性はアニメーション・カーソル処理と関連しており、これが悪用されれば、PCの操作を攻撃者に乗っ取られる可能性もあるという。

 マイクロソフト・セキュリティ・レスポンス・センター(MSRC)が3月29日に公開した警告によると、この脆弱性は、マウス・ポインタの位置で矢印などのアニメーションを表示させるコンポーネント「Animated Cursor」(拡張子.ani)に存在する。

 MSRCの警告によれば、同脆弱性が存在するWindowsを利用しているユーザーが、攻撃コードが仕込まれたWebサイトを閲覧したり、悪質なマクロが添付された電子メールを開いたりした際に、攻撃コードが実行されるおそれがあるという。

 同脆弱性が存在するエディションは、Windows Vistaを含むWindows Server 2003/XP/2000。ただし、Vistaの場合は、標準搭載されているWebブラウザ「Internet Explorer(IE)7」の「保護モード機能」がデフォルトでは「有効」になっているため、IE 7の設定を変更していなければ、Webサイトを悪用した攻撃はブロックされる。とはいえ、保護モード機能は手動で変更できるので注意が必要だ。

 同脆弱性を最初に指摘したのは、セキュリティ対策ベンダーのマカフィーに籍を置くウイルス研究担当マネジャー、クレイグ・シュムーガー氏。同氏は自身のブログにおいて、Windows XP Service Pack(SP)2上で稼働するIE 6およびIE 7で脆弱性が確認されたと報告した。ただし、同OS上で稼働する「Firefox 2.0」では同脆弱性は確認されなかったという。

 シュムーガー氏は、悪質な「.ani」ファイルをVistaのデスクトップにドラッグするだけでOSのクラッシュと再起動を繰り返す“無限ループ”が引き起こされることを実証し、この映像を同社のWebサイトと動画配信Webサイトの「YouTube」で公開した。

 セキュリティ対策ベンダー各社は、同脆弱性に関する情報を直ちにユーザーに公開して警告を発している。シマンテックでは、インターネット上のリスク状況を総合的に示す指標「ThreatCon」を、1から2に引き上げた(5段階)。

 一方、MRSCでは、同脆弱性に対する攻撃は“非常に限定的”であり、現時点では“蔓延していない”としながらも、「この脆弱性に関する新たな情報を入手次第、継続して警告を発する」とコメントしている。

 マイクロソフトでは、ユーザーに自動配信される「セキュリティ・アップデート」でこの修正パッチを配布するとしているが、その配信時期については明言を避けている。同社の広報担当者は3月29日、「同脆弱性の調査が終了した時点でパッチを配布する」とコメントした。

 マイクロソフトが定期的に行っている次のアップデート・サイクルは4月10日である。少なくともそのときに修正パッチが配布されるはずだ。同社では、「(4月10日までは)信用できないWebサイトを閲覧したり、一方的に送られてきた電子メールを開いたりしないでほしい」という基本的なアドバイスをするにとどまっている。

(グレッグ・カイザー/Computerworld オンライン米国版)




関連記事

▲ページの先頭へ戻る


Enterprise Client Strategy 2010

【戦略的なクライアント管理でTCOの削減を――「Enterprise Client Strategy 2010」レポート

各セッションの講演レポート公開中!

Computerworld Special

ビジネスの視点からITを可視化する「Vantage 11」で企業の競争力強化を支援するコンピュウェア

ベース・コンセプトは“エンドユーザー体感”にあり

注目のホワイトペーパー

日立製作所

中堅中小企業が知っておくべきPC運用管理の勘所

運用コスト削減とセキュリティ強化を同時に実現するために

日立製作所

中堅中小企業が押さえておきたいIT管理の重要ポイント

経済情勢の変化や顧客ニーズの多様化に柔軟に対応するために

日立製作所

中堅中小企業の経営基盤強化を支えるIT統合管理

コンパクトでスピーディな経営の実現のために


運用管理基礎講座

【連載】初級アドミンの多忙なる一日

【連載】初級アドミンの多忙なる一日

頼れる一流の管理者を目指して学ぼう!

Weekly Ranking

集計期間:03/08〜03/14


キャッチアップ

IT運用管理の「今ある課題」と「解決へのアプローチ」[前編]

“システムの大規模化・複雑化”と“時代的ニーズ”にどう対応するか

IT運用管理の「今ある課題」と「解決へのアプローチ」[後編]

新たな課題への対応と運用管理ソフト市場の今後

ITガバナンス講座

「VMO」はなぜ必要か――手遅れにならないための体系的ベンダー管理

ITソーシング先との関係維持がコスト削減を成功に導く

COBITの開発元ITGI、新たな危機管理フレームワークの開発に着手

ITソーシング先との関係維持がコスト削減を成功に導く

高まるプロジェクト管理への関心、IT予算額の減少が一因

ITソーシング先との関係維持がコスト削減を成功に導く

企業のITリスク管理が進展、総合的・バランス重視の傾向に

セキュリティ技術重視の企業は減少

専門家がアドバイスするオフショアを成功に導く10の方法

自社に最適なオフショア・ベンダーを見つけだし、海外プロジェクトを円滑に進めるにはどうするべきか?

「全社横断型の戦略部門」への転換がIT部門の未来を切り開く

企業の“DNA”に沿った事業戦略をITで具現化するという「大役」を果たすためには

チェンジ・マネジメントの自動化を促進せよ

現行プロセスを見直し、効率性・管理性・監査性を再検証する

セキュリティ強化にはどの標準/フレームワークが“適役”か

COBIT/ISO 27001/ITIL/SAS 70/NIST

SOX法対策で再び注目を集めるフレームワーク「COBIT」

コスト評価、サービス・レベルなどの課題をITで解決

EVM(アーンド・バリュー・マネジメント)に乗り遅れるな!

ITプロジェクトも、いまやEVM抜きでは管理できない時代に

ITマネジメント研究

データセンター管理のキーワードは「ITIL」と「自動化」――2つの調査に見るユーザー意識の高まり

「いずれも効率的なIT環境の実現に貢献」とアナリストが指摘

IT運用管理で用心すべき「5つの隠れたコスト」

ソフトウェア製品のコスト格差/ベンダー・ロックイン/生産性低下……

データセンター内をさまよう“幽霊サーバ”を暴き出せ!

存在していないはずなのに金だけは食う、やっかいものの正体とは

電子メール・アーカイブの構築を急ぐ米国企業

「訴訟対策」にとどまらない多大なメリットに期待

大容量データ時代のバックアップ新標準「データ・デデュープ」

バックアップ容量を大幅に削減する新技術のメカニズムを知る

Vistaのセキュリティを検証する

UAC、BitLockerなど主要強化点の実用度をチェック

「体感速度」の向上に着眼したアプリケーション監視手法

エンド・ツー・エンドのボトルネック検出でビジネス損失を回避する

データセンターを“サービス指向”で管理するSOMA

SOAにならい、管理オペレーションをサービスとして実装

ITプロジェクトは「スピード最優先」の時代に

競争優位に立つために、投資の早期回収を目指せ

データ漏洩・盗難対策を“完璧”に近づける「マルチレベル暗号化」のすすめ

ライフサイクル全般にわたるデータ保護を実現する

ILMの導入で、IT運用コストを引き下げろ!

ILMを成功裏に導入するための“6つのステップ”

スパム・メールとの終わりなき戦い

急増する脅威に対して、セキュリティ担当者がとりうる防御策とは?

サーバ・コンソリデーションの「計画ステップ」と「交渉ステップ」

綿密な計画を立てたのち、ベンダーから有利な契約条件を引き出す

新たな「電子開示」規則に企業はいかに対応すべきか

ドキュメントをより適切に分類/抽出/保管する

「シン・プロビジョニング」でストレージ・リソースの“無駄づかい”を撤廃する

手付かずの容量を有効活用するためのアプローチ

適切な要求仕様を仕上げるための8つの秘訣

“曖昧さ”がコストを肥大化させる

サーバ・プロビジョニングを最適化する

新世代の「boot-from-SAN」の実力に迫る

進化する「マネージド・サービス」

「New Data Center」は企業に何をもたらすか

資産管理ソフトウェアでIT投資の最適化を図る

TCO削減に加えコンプライアンス/セキュリティ対策にも有効

ITマネジメントの課題

ITIL採用の陰に潜む“習熟度”の問題――CIOへの調査結果で明らかに

多くのCIOがスキル不足を懸念。「ITILを本格的に実践」との回答は米国で10%未満

「仮想化サーバの管理に自信が持てない」とするCIOが半数以上に

懸案事項は、セキュリティ/異種インフラ管理/システム利用の最適化

社員のアクセス管理は「無法状態」――組織の分散化が原因?

「アクセス権に関する責任の所在は特定が困難で、検討機会もない」

企業の情報漏洩対策、最大の課題は従業員の意識改革

半数以上が社外秘情報を無断で持ち出した経験アリと回答

ITマネジャーがITILの導入を躊躇する10の理由

運用効率の向上とサービス管理の強化を約束するITILに、彼らが飛びつかないのはなぜ?

企業が陥るストレージの過剰購入

リソース管理ソフトを駆使して計画的な導入を!

先進ユーザーから学ぶサーバ仮想化導入の「落とし穴」

ネット構成、ライセンス、セキュリティに細心の注意を!

ストレージ・リソース管理(SRM)ソフトは使い物になるか?!

有用なチャージバック・モデル開発など、課題が山積

企業のコンプライアンス対応はいまだ不十分

完全な自動化を実現している企業はわずか3%

ITILの効果は顕著だがROIの計測は困難

有効な評価手段を持っている企業はわずか4%

ITマネジャーを悩ます携帯ストレージ・デバイスのセキュリティ・リスク

USBドライブなどの普及で増大する情報漏洩リスクに立ち向かう



Computerworld Global
米国
英国
中国
ドイツ
オーストラリア
シンガポール
その他の国