【 ここから本文 】

ITマネジメント/運用管理

ソーシャルブックマークに登録 : Yahoo!ブックマークに登録 はてなブックマークに登録 del.icio.usに登録 newsing it!に登録 Buzzurlにブックマーク livedoorクリップに登録 Slashdotにタレコむ イザ!ブックマークに登録 Twitterでつぶやく
print 印刷用ページの表示


[米国]
ブログ管理者が頭を抱える、ブログ・スパムの攻撃手口とは

対策ツールも焼け石に水

(2007年04月02日)

 ブログをターゲットとしたスパム(以下、ブログ・スパム)が増加している。提供されているブログ・スパム対策ツールは数が少なく、新しいスパムも次々と登場するため、その対策は後手に回っているのが現状だ。

 ハーバード大学のバークマン・センター・フォー・インターネット・アンド・ソサエティ会員、ジェシカ・バウムガート氏は3月30日、マサチューセッツ州ケンブリッジ市で開催された「MIT Spam Conference 2007」においてブログ・スパムに関するプレゼンテーションを行い、ブログ・スパムの現状を以下のように指摘した。

 「ブログ・スパムを作成する連中のほうが、ブログ管理者よりも“先”を行っている。われわれがブログ・スパムを遮断しようとするたびに、彼らは別の方法を見つけてスパムを送りつけてくる。何とか対策を講じても、5分後にはまたスパムが復活してしまう。チェスをしているようなものだ」(バウムガート氏)

 バウムガート氏は、7年前からハーバード大学のブログ構築に取り組んでおり、7種類のプラットフォームで10のブログを管理している。同氏によると、ブログ・スパムは以下の3つに大別できるという。

●コメント・スパム

 ブログのコメント欄に手作業でコメントを入力して投稿するか、スクリプトを作成することで、コメントを自動的に入力して投稿する。

 バウムガート氏によると、コメント・スパムの内容はブログのトピックとは無関係で、他のWebサイトへのリンクが張られているケースが多いという。やっかいなのは、コメントの内容を読むまでは正当なコメントと区別しにくいことだ。

●トラックバック・スパム

 独自に作成したスクリプトを利用して、攻撃対象となるブログのトラックバック欄に任意のWebサイト(ブログ・スパム発信者のブログ)へのリンクを掲載する。みずからのブログに標的とするブログへのリンクを張り、そのことを攻撃対象のブログに通知することで、そのブログのトラックバック欄にみずからのブログへのリンクを自動的に掲載できるというわけだ。

 バウムガート氏は、こうしたトラックバック・スパムのリンク先は、ブログの運営者も読者も決して見たくないシロモノだとしている。

●スパム・ブログ(スプログ)

 無料で提供されているブログ・サービスを利用し、訪問者を特定のWebサイトに呼び込むためだけに作られたブログ。

 バウムガート氏は、これらのブログの存在は“正しい”情報を求めて訪れた訪問者にとって迷惑なものであるだけでなく、それらのWebサイトのインデックスを作成した検索エンジンの検索結果の精度を低下させてしまうというデメリットがあると指摘する。

 ブログ運営者がブログ・スパムに対抗するには、対策ツールを利用するのが一般的だ。一部のブログ・プラットフォームでは、特定のIPアドレスからのコメント投稿を遮断する対策ツールが提供されている。

 しかし、バウムガート氏は、「ブログ・スパムを送りつけてくる連中は、多数のIPアドレスを使用している。各アドレスからの投稿を個別に遮断していくのは現実的に不可能だ」と指摘する。

 またブログ・スパムの遮断には、画像認識を利用する方法が有効だとされている。これは、Webサイト訪問者がコンピュータではなく人間であることを確認するために、画像に埋め込まれている文字列をテキスト・フィールドに入力するよう求めるというものだ。

 しかし、コメント・スパムの一部は人手で作成/投稿されているため、この対策も万全ではないという。

 バウムガート氏は事後的な対策として、ブログのインデックスを作成する検索エンジンに、スパム・リンクを有効と認識しないよう通知することも対策の1つだと指摘した。

(カーラ・ギャレットソン/Network World オンライン米国版)




関連記事

▲ページの先頭へ戻る


Enterprise Client Strategy 2010

【戦略的なクライアント管理でTCOの削減を――「Enterprise Client Strategy 2010」レポート

各セッションの講演レポート公開中!

Computerworld Special

ビジネスの視点からITを可視化する「Vantage 11」で企業の競争力強化を支援するコンピュウェア

ベース・コンセプトは“エンドユーザー体感”にあり

注目のホワイトペーパー

日立製作所

中堅中小企業が知っておくべきPC運用管理の勘所

運用コスト削減とセキュリティ強化を同時に実現するために

日立製作所

中堅中小企業が押さえておきたいIT管理の重要ポイント

経済情勢の変化や顧客ニーズの多様化に柔軟に対応するために

日立製作所

中堅中小企業の経営基盤強化を支えるIT統合管理

コンパクトでスピーディな経営の実現のために


運用管理基礎講座

【連載】初級アドミンの多忙なる一日

【連載】初級アドミンの多忙なる一日

頼れる一流の管理者を目指して学ぼう!

Weekly Ranking

集計期間:03/11〜03/17


キャッチアップ

IT運用管理の「今ある課題」と「解決へのアプローチ」[前編]

“システムの大規模化・複雑化”と“時代的ニーズ”にどう対応するか

IT運用管理の「今ある課題」と「解決へのアプローチ」[後編]

新たな課題への対応と運用管理ソフト市場の今後

ITガバナンス講座

「VMO」はなぜ必要か――手遅れにならないための体系的ベンダー管理

ITソーシング先との関係維持がコスト削減を成功に導く

COBITの開発元ITGI、新たな危機管理フレームワークの開発に着手

ITソーシング先との関係維持がコスト削減を成功に導く

高まるプロジェクト管理への関心、IT予算額の減少が一因

ITソーシング先との関係維持がコスト削減を成功に導く

企業のITリスク管理が進展、総合的・バランス重視の傾向に

セキュリティ技術重視の企業は減少

専門家がアドバイスするオフショアを成功に導く10の方法

自社に最適なオフショア・ベンダーを見つけだし、海外プロジェクトを円滑に進めるにはどうするべきか?

「全社横断型の戦略部門」への転換がIT部門の未来を切り開く

企業の“DNA”に沿った事業戦略をITで具現化するという「大役」を果たすためには

チェンジ・マネジメントの自動化を促進せよ

現行プロセスを見直し、効率性・管理性・監査性を再検証する

セキュリティ強化にはどの標準/フレームワークが“適役”か

COBIT/ISO 27001/ITIL/SAS 70/NIST

SOX法対策で再び注目を集めるフレームワーク「COBIT」

コスト評価、サービス・レベルなどの課題をITで解決

EVM(アーンド・バリュー・マネジメント)に乗り遅れるな!

ITプロジェクトも、いまやEVM抜きでは管理できない時代に

ITマネジメント研究

データセンター管理のキーワードは「ITIL」と「自動化」――2つの調査に見るユーザー意識の高まり

「いずれも効率的なIT環境の実現に貢献」とアナリストが指摘

IT運用管理で用心すべき「5つの隠れたコスト」

ソフトウェア製品のコスト格差/ベンダー・ロックイン/生産性低下……

データセンター内をさまよう“幽霊サーバ”を暴き出せ!

存在していないはずなのに金だけは食う、やっかいものの正体とは

電子メール・アーカイブの構築を急ぐ米国企業

「訴訟対策」にとどまらない多大なメリットに期待

大容量データ時代のバックアップ新標準「データ・デデュープ」

バックアップ容量を大幅に削減する新技術のメカニズムを知る

Vistaのセキュリティを検証する

UAC、BitLockerなど主要強化点の実用度をチェック

「体感速度」の向上に着眼したアプリケーション監視手法

エンド・ツー・エンドのボトルネック検出でビジネス損失を回避する

データセンターを“サービス指向”で管理するSOMA

SOAにならい、管理オペレーションをサービスとして実装

ITプロジェクトは「スピード最優先」の時代に

競争優位に立つために、投資の早期回収を目指せ

データ漏洩・盗難対策を“完璧”に近づける「マルチレベル暗号化」のすすめ

ライフサイクル全般にわたるデータ保護を実現する

ILMの導入で、IT運用コストを引き下げろ!

ILMを成功裏に導入するための“6つのステップ”

スパム・メールとの終わりなき戦い

急増する脅威に対して、セキュリティ担当者がとりうる防御策とは?

サーバ・コンソリデーションの「計画ステップ」と「交渉ステップ」

綿密な計画を立てたのち、ベンダーから有利な契約条件を引き出す

新たな「電子開示」規則に企業はいかに対応すべきか

ドキュメントをより適切に分類/抽出/保管する

「シン・プロビジョニング」でストレージ・リソースの“無駄づかい”を撤廃する

手付かずの容量を有効活用するためのアプローチ

適切な要求仕様を仕上げるための8つの秘訣

“曖昧さ”がコストを肥大化させる

サーバ・プロビジョニングを最適化する

新世代の「boot-from-SAN」の実力に迫る

進化する「マネージド・サービス」

「New Data Center」は企業に何をもたらすか

資産管理ソフトウェアでIT投資の最適化を図る

TCO削減に加えコンプライアンス/セキュリティ対策にも有効

ITマネジメントの課題

ITIL採用の陰に潜む“習熟度”の問題――CIOへの調査結果で明らかに

多くのCIOがスキル不足を懸念。「ITILを本格的に実践」との回答は米国で10%未満

「仮想化サーバの管理に自信が持てない」とするCIOが半数以上に

懸案事項は、セキュリティ/異種インフラ管理/システム利用の最適化

社員のアクセス管理は「無法状態」――組織の分散化が原因?

「アクセス権に関する責任の所在は特定が困難で、検討機会もない」

企業の情報漏洩対策、最大の課題は従業員の意識改革

半数以上が社外秘情報を無断で持ち出した経験アリと回答

ITマネジャーがITILの導入を躊躇する10の理由

運用効率の向上とサービス管理の強化を約束するITILに、彼らが飛びつかないのはなぜ?

企業が陥るストレージの過剰購入

リソース管理ソフトを駆使して計画的な導入を!

先進ユーザーから学ぶサーバ仮想化導入の「落とし穴」

ネット構成、ライセンス、セキュリティに細心の注意を!

ストレージ・リソース管理(SRM)ソフトは使い物になるか?!

有用なチャージバック・モデル開発など、課題が山積

企業のコンプライアンス対応はいまだ不十分

完全な自動化を実現している企業はわずか3%

ITILの効果は顕著だがROIの計測は困難

有効な評価手段を持っている企業はわずか4%

ITマネジャーを悩ます携帯ストレージ・デバイスのセキュリティ・リスク

USBドライブなどの普及で増大する情報漏洩リスクに立ち向かう



Computerworld Global
米国
英国
中国
ドイツ
オーストラリア
シンガポール
その他の国