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[米国]
グーグル、ヤフー、マイクロソフトがSitemapプロトコルの強化を発表

検索クローラーが最新のサイトマップを自動登録

(2007年04月12日)

 米国グーグル、ヤフー、マイクロソフトの3社は4月11日、検索エンジンによるコンテンツのインデックス登録作業を簡素化できるよう設計された「Sitemap」プロトコルの機能を強化したと発表した。

 今回の発表では、IACサーチ&メディアが運営するAsk.comが同プロトコルをサポートする予定であるほか、そのほかの主要な検索エンジン運営会社の支持も獲得できる見通しであることも明らかにされた。なお、Sitemapの取り組みについては、すでにIBMも支持を表明している。

 グーグル、ヤフー、マイクロソフトは昨年11月、XMLをベースにしたオープンソースのSitemapプロトコルをサポートすることで合意した。

 Sitemapとは、Webマスターやパブリッシャーが自分たちのサイトに配置するサイトマップ・ファイルを標準化、最適化することにより、検索エンジンの自動WebクローラーがWebページを適切にインデックス登録できるようにするもの。、

 Sitemapプロトコルは、サイトマップ用の標準フォーマットを提供するもので、Webパブリッシャーによるサイトマップ作成作業を簡素化し、検索エンジンによるサイトマップの発見と解釈を容易にするとされている。

 ベンダー3社は11日、Sitemapバージョン0.90によって、サイトマップ・ファイルの場所を検索インデックス・クローラーに伝える統一的な手段が提供できるようになったことを明らかにしてる。

 現在では、あらゆるWebクローラーが特定の情報をインデックス登録しないよう伝えるrobots.txtの命令を認識できるようになったことなどから、robots.txtファイルに示されたサイトマップ・ファイルの位置を、Webマスターの側で的確に示すことができるようになった。なおSitemapの公式Webサイトは、18カ国語に対応している。

 水着とビーチ向け衣料品を販売する小売企業のビーナス・スイムウェアは、「autodiscovery」という正式名称で呼ばれるこうしたsitemapの新機能がもたらす利益に期待を寄せている。同社はすでに同機能を実装済みである。

 ビーナスの電子商取引アナリスト、レーア・ドリスデール氏によると、同社は現在、サイトを変更するたびに手作業で検索エンジンにサイトマップを提出し直しているが、robots.txtでサイトマップの位置を指示できるようになれば、クローラーがいつでも最新のサイトマップを自動的に見つけることができるようになるという。

 ドリスデール氏は、電話インタビューに応じ、「このプロセスが自動化できれば非常に有益だ」と評価している。

 「何週間もサイトマップを提出し忘れることがあるかもしれないし、当社は、Webサイトを毎週アップデートする傾向にある。autodiscoveryにサイトマップのアドレスを入れておけば、クローラーが来るたびにサイトマップの場所を指示することができ、サイトを変更してもすぐに反映させることができる」(同氏)

 また同氏は、Ask.comがSitemapをサポートしたことも歓迎している。

 余暇を利用して複数の小さなサイトとブログを運営している機械技術者のジョン・ホネック氏は、Sitemapの新機能はWebマスターにとっても有益だと評価する。「Webマスターにとって、標準化されたものはどの技術も役に立つ。さまざまな種類の検索エンジンに合わせて、異なるアカウントや確認プロセス、提出機能を設定するという煩わしさが軽減され、サイト自体の強化に時間をかけることができるようになるからだ」と同氏。

 しかしホネック氏は、複数のサイトマップを持つようなサイトでautodiscoveryがどのように機能するのかといった点などを明確にする必要があると指摘する。また、プライバシー保護に関する課題が残されたrobots.txtからサイトマップを特定できるようになれば、その情報へのアクセスも容易になってしまうからだ。

 ホネック氏は、「通常は問題にならないが、セキュリティ・リスクにつながる可能性はある。検索エンジンがサイトを効率的に探ることができるということは、スクレイパーや悪質なボットの動きも効率化できることを意味するからだ」と指摘する。

 Sitemapプロトコルの機能強化に関する詳細な情報は、ヤフーとグーグルのブログ・サイトで参照することができる。同技術はもともとグーグルが開発したものであり、Attribution-ShareAlike Creative Commons Licenseに基づいて提供されている。

(ホアン・カルロス・ペレス/IDG News Service マイアミ支局)




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