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[スペイン] 【HP Software Universe 2007 Barcelona】
「運用管理の自動化で、“コスト”を“投資”に変える」――HP幹部

BSA(ビジネス・サービスの自動化)製品の投入でBTO戦略を強化

(2007年11月28日)

 米国Hewlett-Packard(HP)のプライベート・コンファレンス「HP Software Universe 2007 Barcelona」が11月27日、スペイン・バルセロナにおいて開幕した。30日までの4日間の会期中、ソフトウェア部門シニア・バイスプレジデントのトム・ホーガン(Tom Hogan)氏の基調講演や、150のビジネス/テクニカル・セッションが開かれ、米国Microsoft、VMwareなど80を超えるパートナー企業が出展するパビリオンが用意される。HPによると、今回のコンファレンスには約4,000人が参加する予定だという。
 

オープニング基調講演に登壇したTom Hogan氏は、HPソフトウェア部門の堅調な成長を強調した

Hogan氏、ソフトウェア部門の好調ぶりをアピール

 HPは今回のコンファレンスで、同製品群の基幹コンセプトの1つ、「Business Technology Optimization:ビジネス・テクノロジーの最適化(BTO)」の最新ポートフォリオを明らかにする。前日には、今年6月に買収したデータセンターの自動化関連製品ベンダー、米国Opswareの製品を基盤としたITの運用管理を自動化するソフトウェア・スイート「Automated Operations 1.0」が発表されている(関連記事)。Hogan氏によるオープニング基調講演では、そうしたHP Softwareの最新の取り組みが詳しく語られた。

 Hogan氏は、2007年第4四半期(8月〜10月期)における同社ソフトウェア部門の売上高が前年同期比のほぼ2倍に当たる6億9,800万ドルに達したことを挙げ、「われわれは世界第6位のソフトウェア・ベンダーだが、世界で最も利益を上げているベンダーでもある。これは顧客がわれわれの製品を信頼していることにほかならない」と胸を張った。

 そのうえでHogan氏は現在、顧客が抱えている課題として、ITシステムの管理に多くのIT予算が割かれていること、IT部門の自動化がERPやCRMなどと比較して遅れていることを指摘し、「この問題を解決するには、ビジネスの視点からITの効率とビジネス価値の最大化を目指すという、BTOが不可欠だ」と強調した。

 今回のコンファレンスでHPは、BTOのポートフォリオに「ビジネス・サービスの自動化(BSA)」という概念を追加している。「ITシステムの管理を自動化し、適切なビジネス・ライフサイクルを構築すれば、IT管理コストは大幅に削減できる」というのがHPの主張で、それを具現化する製品が、Automated Operations 1.0というわけだ。

 Automated Operations 1.0の説明を行った同社シニア・バイスプレジデント兼BTOビジネス・テクノロジー部門ゼネラル・マネジャーのベン・ホロヴィッツ(Ben Horowitz)氏も、「Automated Operations 1.0は、既存のIT予算の構造に“革命的なインパクト”を与えるソフトウェア・スイートだ」と語り、BSAにより、顧客は今までITシステムのメンテナンスに費やしていた予算を、“戦略的なIT投資”に割り当てられるようになると強調した。
 

ヨーロッパのエスプリが効いた演出? コンファレンスは、マッスル・ダンサーの派手なパフォーマンスで開幕した

「運用管理ソフトのSaaS化」を積極的に推進

 また、HPは同日に行われたメディア向けのセッションにおいて、今後、同社のソフトウェア製品を積極的にSaaS(Software as a Service)モデルで提供していくことを明言。前日に発表されたITIL(IT Infrastructure Library)のサービス・サポートを担う「Service Manager 7.0」を、今週中にもSaaSモデルで提供開始すると発表した。

 同社ワールドワイドHP SaaS担当バイスプレジデントのマーク・オルセン(Marc Olesen)氏によると、経営者が自社のITシステムの運用状況を把握し、適切な意思決定を行うことを支援する「Decision Center 2.0」も、2008年末までにSaaSモデルで提供するという。Olesen氏は、将来的にSaaSモデルで提供できるソフトウェアは、すべてSaaSで提供すると語った。

 HPはすでに「Operation Center」および「Network Management Center」の各ソフトウェアを、SaaSモデルで提供している。Olesen氏はそのほかの製品群について、「顧客のニーズを見極めながら、順次、(SaaSモデルで)提供していきたい」と述べた。

(鈴木恭子/Computerworld)




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