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【インタビュー】
「データセンターの効率化が企業を変える」――APC幹部

“効率的な企業”実現のためにAPCが示す、これからのデータセンター

(2008年01月28日)

2006年10月にフランスの配電/制御機器ベンダーのSchneider Electricに買収された米国APC。現在はAPC-MGEとして電源/冷却関連製品を提供している。先ごろ、APC-MGEのISB Regionマーケティング・マネジャーであるスボドー・タガレ(Subodh Tagare)氏が、Channelworldインド版とのインタビューに応じ、同社のモジュール型インフラ設備「APC InfraStruXure」を導入することで、データセンターの省電力化や冷却コストを削減できる点をアピールした。

Shantheri Mallaya
Channelworld インド支局

――効率的な企業の実現を支援するという新コンセプトを掲げているのはなぜか。

Tagare氏:革新的な手法を導入し、利用可能なあらゆる手段を用いてコストの削減を目指す動きが世界中のあらゆる企業に広がっているからだ。障害復旧能力にすぐれたデータセンターを構築するだけでは、顧客は満足しなくなった。インフラ・レベルでも効率が重視されるようになっているのだ。

APC-MGEのISB Regionマーケティング・マネジャー、Subodh Tagare氏

 また、電力/空調などのコストも増加傾向にあるため、高密度実装のブレード・サーバに対する需要が高まっている。そうしたことから、エネルギー利用効率の向上は、APC-MGEだけでなく、Schneiderグループとしても注力している。

 特にインドでは、ほかの地域より電気料金が高く、増築を繰り返した非効率的な建物が多い。加えて、建物は全般的にスペースが不足気味なのに、事業の拡大に合わせた堅実な拡張シナリオを描くことが難しく、投資に対する不安が大きいというのが実際のところだ。

――効率的な企業へと変わるために必要な要素とは何か。

Tagare氏:データセンターを効率化することが重要だ。データセンターは技術の進歩に伴い、中央集中型のコンピューティング環境から分散コンピューティング環境に移行したが、現在では再び中央集中型へと回帰した。その中で以前と異なっている点は、機能よりもリソースの効率的な利用が優先されるようになったことだ。

 当社のInfraStruXureは、電源/空調システム/管理システム/サーバなどデータセンターを構成するあらゆるデバイスをモジュール化している。さらに、個別デバイスを後から追加できる新たな取り組みも進めており、冷却装置やUPS(無停電電源装置)、配電盤、変圧器など、業界でも最高水準のコンポーネントをそろえつつある。

 こうした最新の製品を導入すれば、省電力化を達成した高効率なデータセンターを構築することができるだろう。当社が設計を手がけたデータセンターでは、電力消費量を17%減らす一方で、全体的な処理能力が154%向上したケースもある。

――APC-MGEのパートナー戦略に変化はあるのか。

Tagare氏:当社の新コンセプトは、チャネル・パートナーにとっても大きなビジネス・チャンスにつながると考えている。例えば、ブレード・サーバを扱っているパートナーにとっては、データセンターにブレードを導入する機会が従来より多く生まれるだろう。当社の重要な顧客であるTata AIGやSun Microsystems、インド住宅局(NHB)などは、われわれのデータセンター向けインフラ製品に大きな魅力を感じている。

 当社のパートナーへの対応方法も変わってきた。以前は、イベントを利用して当社の製品を紹介していたが、今では特定分野のパートナー向けに社内チームを設置している。パートナーのトレーニングにも重点を置くようになっている。製品価値が重視されるようなビジネス領域で成功するには、こうした取り組みがきわめて重要だ。

――移動型データセンターについての見解を聞かせてほしい。

Tagare氏:移動型データセンターは、データセンター全体をトラックに載せて移動させるというのが基本的なコンセプトであり、国や地域によってはニーズが出てきている。当社もすでに何件か問い合わせを受けており、インド市場でも(移動型データセンターの)「APC InfraStruXure Express」を大々的に売り込みたいと考えている。しかし、インドで普及するのはかなり先の話となるだろう。




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