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【解説】
IT運用管理で用心すべき「5つの隠れたコスト」
ソフトウェア製品のコスト格差/ベンダー・ロックイン/生産性低下……
(2008年02月14日)
コスト5:処分時のコスト
手放す際にも財布は忘れずに
新しいコンピュータを買ったとしよう。さて、机上にある古いマシンをどうするか。ガレージなどに安全に保管する場所がなければ、やはり処分する方法を考えなければならない。これはコンピュータが強いる最後のコストだ。コンピュータの処分に約20〜50ドルの出費を強いられることは個人にとっても負担であるし、企業にとってもコンピュータ導入の際にまつわる最大のコストの1つになっている。
米国ガートナーのアナリスト、フランセス・オブライエン氏は、「ホーム・ユーザーが機器の正しい処分方法を調べ、行うべき手続きをすべてこなすのは大変だ。企業も処分するPCが1万台にもなると、引き取り先を探すだけで大きなコストがかかる」
また、古いPCに残されたデータが他人に見られることで、個人情報を盗むためなどに悪用される危険がある。「財務会計ソフトで作成した所得申告書などは決して他人には見られたくないはずだ」(バターフィールド氏)
したがって、ホーム・ユーザーの場合はまず、PC上のデータを保護する必要がある。具体的には、CDやDVDなどのリムーバブル・メディアにデータを保存した後にハードディスクの中身を消去する、あるいは処分するマシンをリサイクルに出すときにハードディスクを取り出して手もとに置いておく必要がある。また、PCの内部には多くの有害物質を含む部品が多数組み込まれているので、単純に他のゴミといっしょに出してはならない。
さらに、すべてのデータを抽出した後でハードディスクを消去する場合は、単にファイルを「ごみ箱」にドラッグしてそれを空にするだけでは済まない。この操作によって確かに上書き可能な空きはできるが、古いデータは実際はまだマシンに存在するのだ。
したがって、削除したファイルが存在するディスク領域は、上書きツールの「Cipher.exe」(一部のWindows OSに含まれる)などを使って完全に上書きする必要がある。それも念のために2回以上行ったほうがよい。とりわけ機密性の高いデータを消去する場合は、米国防総省認定のディスク・サニテーション・ソフトウェアの購入を検討することをお勧めする。
PCを1台処分するには若干の手間と費用がかかるが、データを完全に消去した後は、処分先を決めるだけだ。もし、処分するPCをどこに持ち込めばいいのかがわからなければ、近所のリサイクル・センターを探すのを手伝ってくれる業者もある。ほかにも、地域が行っている「無料処分の日」を探す、あるいは、処分するマシンを非営利団体に寄付するといった選択肢が考えられる。ただし、後者の場合は、くれぐれもハードディスク内に個人情報などのデータが残っていないかどうかを確認する必要がある。
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