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ITマネジメント

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【解説】
IT運用管理で用心すべき「5つの隠れたコスト」

ソフトウェア製品のコスト格差/ベンダー・ロックイン/生産性低下……

(2008年02月14日)

一般の家庭やビジネスの現場で重宝されているコンピュータは、必ずしも恩恵ばかりをもたらすわけではない。ユーザーは、コンピュータの耐用期間中に、アプリケーションや、プリンタのインク、用紙などのサプライ用品の購入、あるいは時間の浪費、健康問題といったさまざまな“隠れたコスト”に直面することになる。だが、コンピュータの運用にかかるコストを「完全になくす」ことはできないが、「減らす」ことは可能だ。本稿では、IT運用管理において用心すべき、5つの“隠れたコスト”を示しながら、それらを最小限に抑えるヒントを探ってみる。

Donn.S John
Computerworld米国版

コスト1:ソフトウェア製品のコスト格差
無計画な購入は予期せぬ出費を生む

 コンピュータを購入すると、通常はいくつかのアプリケーションがプリインストールされている。基本的なテキスト・エディタが1、2本にメディア・プレーヤ、数本のゲームといくつかの基本ツールなどだ。いずれも、すぐに物足りないものになる。確かに、Windowsに付属する「ワードパット」は、Wordのドキュメントは開けても、Wordのすべての機能を使えるわけではないのだ。

 そして結局、追加でソフトウェアを購入するはめになる。「Quicken」などの個人用の会計パッケージと数本の高度なゲーム、そしておそらくオフィス・スイート(通常はマイクロソフトのOffice製品)などだ。ソフトウェアはかなり高くつくことに気づくだろう。そればかりか、表計算と小切手振り出し記録簿の連携を試みようものなら、髪をかきむしる衝動を我慢しながら膨大な時間を浪費していることに気づくはずだ。

 米国マサチューセッツ州ノーサンプトンの新聞社デイリー・ハンプシャー・ガゼットのIT担当ディレクター、パリス・フィンリー氏は、「アプリケーション同士をうまく連携させるために、多くの企業が膨大な時間と予算を費やしている」と指摘する。

 また、同州サウスハドリーのマウント・ホリヨーク大学でネットワーク担当ディレクターを務めるマイケル・クローリー氏は、「システムやアプリケーションの切り替えに要するトレーニング時間は膨大なものだ。また、単なるバージョン・アップでさえトラブルが発生する場合があるので注意しなければならない」と語る。

 コンピュータ本体に投じた金額によって、最終的なソフトウェアの出費が決まることもある。新興のWebアプリケーション・ベンダー米国アクティブグリッドのCTO(最高技術責任者)、ピーター・ヤーレ氏は、「安価なPCの人気は高いが、それらには家庭向けオフィス・スイートのMicrosoft Works(画面1)がプリインストールされている場合が多い。後にその機能がいかに貧弱であるかを知ったユーザーは、結局Microsoft OfficeをOEM割引が適用されない高価な値段で買うことになる」と話す。


画面1:Microsoft Worksは、ワープロ、表計算、データベース、カレンダー、イベント管理などの機能を搭載した家庭向け統合ソフト。Word/Excelとのファイル互換が可能で、PowerPointのファイルを閲覧するためのビューワ機能などを備える

 ソフトウェア関連の出費を抑えるカギは、きちんとした購入計画を立てることにある。ホーム・ユーザーであれビジネス・ユーザーであれ、本当に必要なものを事前に把握し、適切なパッケージ(大抵はスイート形式で提供されている)を見つけて購入すれば、先々の出費を避けることができる。また、優良なソフトウェアがバンドルされた製品を探すのも手だ。ヤーレ氏は、「40ドルのDVDドライブに、高性能なDVD編集パッケージが同梱されていることもある」と指摘する。

 さらに、無料ソフトウェアという選択肢も忘れてはならない。例えば、電子メール・クライアントであれば「Thunderbird」や「Eudora」など、無料もしくは安全な広告スポンサー付きの堅牢で実績あるアプリケーションが数多く存在する。


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