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[米国]
VMware、仮想化ソフト搭載サーバの提供でIBMなど大手4社と提携

仮想化機能のビルトイン・サポートで、中小規模企業に照準

(2008年02月27日)

 米国VMwareは2月26日、同社の仮想化ソフトウェアのビルトイン・サポートに関して大手サーバ・ベンダー4社と提携したと発表した。これにより、ドイツのFujitsu Siemens Computersが同日からVMwareの仮想化技術を組み込んだサーバを出荷開始し、米国Dell、米国Hewlett-Packard(HP)、米国IBMも60日以内に同様の製品をリリースする計画だ。

 VMwareのシニア・システム・エンジニア、ロビン・プルードホルム(Robin Prudholm)氏によると、いずれの製品もVMwareのハイパーバイザ「VMware ESX 3i」をサポートし、コンフィギュレーションの簡略化とセキュリティの向上を実現しているという。「サーバを起動し、2〜3の質問に答えるだけで、数分で使用可能になる」とPrudholm氏は語る。

 ESX 3iでは、ハイパーバイザーのソフトウェア・サイズが32MBに抑えられており、クラッカーの攻撃対象となる外面領域を縮小することでセキュリティ・レベルの向上を実現しているという。「ESX 3iはとりわけセキュリティ意識の高い企業に選んでもらえる技術だと思う」(Prudholm氏)

 Fujitsu-Siemensは自社製サーバにESX 3iの使いやすさを加えることで、中小規模企業の仮想化移行を加速したい考えだ。同社の標準サーバ・プロダクト・マーケティング・マネジャー、エリック・オールドリン(Eric Aldrin)氏は、「(ターゲットとなる提供先は)サーバの台数が少なく、さらなる整理統合を望んでいる企業だ」と述べている。

 HPは仮想化機能を組み込んだサーバの投入によって、仮想化技術の新たな可能性が開かれると考えている。同社の西欧州地域で業界標準サーバ担当ジェネラル・マネジャーを務めるマールテン・ラインダーズ(Maarten Reinders)氏は、「仮想化技術はこれまで、主に大企業の間で採用されてきたが、すぐに仮想化技術を利用できるサーバが提供されることで、中規模企業の間で急速に普及する可能性が出てきた」と語る。

 ESX 3iを組み込んだFujitsu-Siemensのサーバ製品は「Primergy RX330 S1」「同RX300 S4」の2機種。価格は、2,300ユーロ(3,409ドル)から。

 HPはVMwareの仮想化技術を搭載した10種類の「Proliant」サーバ(現行バージョンの「Proliant DL360」と「同DL380」、ブレード・サーバ「BL460」など)を3月31日から出荷開始する予定だ。

Fujitsu-SiemensのVMware ESX 3i搭載サーバ「Primergy RX330 S1」

(Mikael Ricknas/IDG News Service ストックホルム支局)




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