【 ここから本文 】
ブログ/SNS/Wiki
ソーシャルブックマークに登録 :
印刷用ページの表示
[中国]
マイクロソフト、「MSN China」を立ち上げへ
(2005年05月12日)
米マイクロソフトは、「MSN China」ポータル立ち上げのため、中国企業と合弁会社を設立した。さらに同社は、中国での携帯電話向けの「MSN Mobile」製品・サービスのための動きも示し、世界最大のインターネット・サービスと携帯電話サービスの市場への食い込みを目指している。
マイクロソフトは5月11日、上海聯和投資有限公司(SAIL)との提携による合弁会社「上海MSNネットワーク・コミュニケーションズ・テクノロジー」を設立したと発表した。新会社は、数カ月以内にMSN Chinaのポータルサイトを立ち上げ、幅広いコンテンツやサービスを提供する予定だ。
調査会社BDAチャイナのリサーチ・ディレクター張東明氏によると、中国のユーザーはすでにHotmailやMSN MessengerなどのMSNのサービスを利用できるが、合弁会社の設立によってマイクロソフトは、より現地に即したコンテンツを提供できるようになるという。
マイクロソフトはさらに、3億4000万人と推計される中国の膨大な携帯電話利用者にも狙いを定めており、強化したMSN Mobileの製品・サービスを提供するために、モバイル・ソフトウェア・プロバイダーの清華深訊(TSSX)の資産の一部を取得しようとしている。すでにマイクロソフトは、中国南部の都市・深センに「中国モバイル開発センター」を設立し、TSSXの従業員を迎え入れることで同社と合意した。同センターでは、TSSXの技術・サービスをMSN Mobileと統合し、マイクロソフトが中国市場向けのモバイル・サービスを直ちに拡充できるようにするという。
マイクロソフトは中国に精力的に進出しようとしているが、激しい競争にもさらされる、とBDAチャイナの張氏は指摘している。同氏によると、中国最大のモバイル・サービス・プロバイダーの一つに、「騰訊」(Tencent)がある。やはりインターネットのオンライン・プラットフォームから出発した会社だ。ただし、騰訊の利用者ベースは若者が中心である。ビジネス市場をターゲットにした騰訊のこれまでの動きはあまり成功しているとはいいがたいので、MSNの新しいサービスはまず、この市場セグメントから受け入れられそうだ、と同氏は言い添えた。
マイクロソフトは以前から、中国での同社のターゲットはビジネスユーザーだと明言しているが、多くの中国人ユーザーが仕事上の連絡にMSNを利用しているので、その戦略は理にかなっているのではないか、と張氏は述べている。
(Originally reported by Scarlet Pruitt, IDG News Service 05/11/2005)



