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[ドイツ]
グーグル、ガイドライン違反を理由にBMWのサイトを検索結果から排除──他サイトにも同様の措置を検討
(2006年02月06日)
米国グーグルは、検索結果の操作を禁じた同社のガイドラインに違反したとして、BMWのドイツ語版のトップ・ページを検索インデックスから削除した。今回の措置について、アナリストらは、解決すべき課題が残されていることを示すものだと指摘している。
今回の措置は、グーグルの従業員マット・カッツ氏が2月4日に書き込んだブログによって明らかになった。同氏は、グーグルがBMW.deのページを削除した理由を次のように説明している。
「検索エンジンで同サイトのページを検索すると、そのページが検索結果として表示されるが、Webユーザーがそのページを開くと、リダイレクト・メカニズムが働いてまったく別のページが表示されてしまう」
カッツ氏は、このような行為はグーグルのガイドライン、特に「ユーザーを欺いたり、ユーザーに表示する以外のコンテンツを検索エンジンに提示したりしてはならない」という原則に違反すると指摘する。グーグルのガイドラインには、Webサイトの作成者が偽装的なリダイレクトを使用しないように勧告する項目も盛り込まれている。
また、カッツ氏のブログ記事には、まもなくRicoh.deのサイトも同様の理由でグーグルの検索インデックスから削除されると書かれている。同氏によると、グーグルは1月半ばに、英語以外のサイトのデザイナーに対し、2006年からガイドライン違反には厳格に対応するという内容の警告文を送付したという。
グーグルの広報担当者は電子メール取材の中で、BMW.deのサイトを削除したことを認めたものの、この件に関する直接的なコメントは避けている。ただし、「グーグルとして検索結果を操作しようとするサイトは容認できない」とする見解を示している。
カッツ氏は、BMW.deがデータベースに再登録されるのは、少なくとも、グーグルのWebスパム・チームがダイレクト・ページの作成者の詳細を含む再登録申請を要求した後になるとしている。
フォレスター・リサーチの主席アナリスト、ヘレン・オムワンド氏は、BMWによるWebサイトのリダイレクト行為は何年にもわたって議論されてきた問題であり、グーグルのデータベースからBMW.deが削除された今回の措置は注目すべき事例になると説明する。だが、グーグルの対応は、問題の根本的な解決にはつながらないとも指摘している。
同氏は、「グーグルは、この種の状況に対応するため、アルゴリズムの拡張に焦点を当てて取り組む必要がある。今や、こうした行為をしているのはBMWだけにとどまらない」とし、技術的な改良に加え、操作を防止するためにエディターを増員すべきだとアドバイスする。
企業の多くは、さまざまな技術や手法を駆使して、ユーザーがグーグル検索を行った際に自社サイトが上位に表示されるよう努力している。グーグルが直面する問題の一端は、サイトの最適化と、検索結果を操作する不正行為の違いがはっきりしないことにある。
グーグルは、「当社はWeb上の情報のいわば番人であり、検索データベースに登録するには当社の方針に従う必要がある」と主張しているが、オムワンド氏は、その行為の行き過ぎは自分の首を締めることにもつながりかねないと指摘する。
「もし、求める情報にアクセスするのがグーグルが妨害するようになるとしたら、ユーザーはどこかほかでその情報を参照するようになるだろう」(オムワンド氏)
現在、グーグルの検索サイトで「BMW Germany」を検索すると、BMWの国際版Webサイトが最上位に表示され、BMW.deのリンクはインデックスから削除されている。ヤフーの検索サイトではBMW.comが最上位に、BMW.deがその次に表示される。
(IDG News Service ダブリン支局)
- 米国グーグル
- http://www.google.com/


