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[米国]
【RSA Conference 2006】マイクロソフト開発者が「InfoCard」のPHPコードを公開
(2006年02月17日)
米国マイクロソフトは2月17日、米国サンノゼで開催された「RSA Conference 2006」で、同社の次世代ID管理プラットフォーム「InfoCard」のセキュリティ機能をブログ・サイトに適用させるための新しいPHPコードを公開したと発表した。同社では、InfoCardを、2006年後半にリリースを予定している次期Windows OS「Windows Vista」に搭載する予定としている。
同コードを作成した、同社のIDおよびアクセス部門に所属するアーキテクト、キム・キャメロン氏によると、この新しいPHPコードは、Windowsだけでなく、LinuxベースのWebサーバや、PHPベースのオープンソース・ブログ・ソフトウェア「WordPress」をサポートし、InfoCardのセキュリティ機能に対応したクライアント連携を実現するのが大きな特徴としている。
InfoCardのクライアント・ソフトウェアをWindows以外のプラットフォームでサポートしてほしいというユーザーの声は以前からあったが、キャメロン氏は、今回発表した新しいコードを作成するにあたって、WordPressとPHPサーバ・ソフトウェアへの対応を最優先したという。同氏は、「Linuxデスクトップよりも、WordPress上でブログを運用しているユーザーのほうが、今日、圧倒的に数が多い」と指摘する。
今日の大半のWebサイトではユーザー名とパスワードが用いられているが、マイクロソフトは、さまざまな認証技術が存在する中で、InfoCardこそが最終的に既存のシステムに取って代わる単純かつ安全な認証技術であると自負している。しかし、マイクロソフトは先だっての「Passport」認証に関する取り組みで失敗を犯していることから、キャメロン氏は懐疑的な人々を納得させるのに、大きな苦労を強いられている。
マイクロソフトは現在、政府、金融業界をはじめ、Web系の大規模企業、個人のブログ管理者などに働きかけながら、InfoCardのサポートを取り付けようと奔走している。キャメロン氏は、「Windows Vistaをリリースするころには、InfoCard認証が幅広くサポートされているという状況を実現できるよう努めたい」と今後の抱負を語るとともに、「InfoCardは、超弩級のプロジェクトになるか、死滅するかのどちらかだ」と力説した。
同社によると、Windows Vistaは、2006年11月もしくは12月に提供開始される見込みだ。
一方、キャメロン氏は、今回のPHPコードの公開によって、ブログ管理者やWebサイト運用者の間で、InfoCard認証は簡単に利用できる技術だという認識が高まるだろうと期待している。同氏は、「InfoCardは、ロケット工学のような難解なものではなく、むしろ非常にシンプルな技術であることを、多くの方々に示したい」と述べる。
さらに同氏は、「InfoCard導入時に必要となる変更作業は、InfoCardを『cookie』化するといったごくささいな要素だけだ。ほかの部分を総入れ替えする必要はなく、Webサイト自体はそれまでと同じように運用することができる」と、同技術の導入のしやすさをアピールした。
キャメロン氏が記述したPHPコードは、すでに同氏のブログ・サイト「Identity Weblog」(http://www.identityblog.com/)で利用可能となっている。
(IDG News Service サンフランシスコ支局)
- 米国マイクロソフト
- http://www.microsoft.com/



