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【解説】
SOAを効率的に管理する「10のツール」
成功の秘訣はガバナンス・クオリティ・マネジメントにあり
(2008年03月21日)
4. 米国Hewlett Packard(HP)
「SOA Manager」
■製品の特徴
SOA Managerは、HPが掲げているITの効率とビジネス価値の最大化を図るためのコンセプト「Business Technology Optimization(BTO)」の実現を目指したSOA製品である(図1)。HPによると、SOA Managerは、ソフトウェア資産や仮想サーバを含むさまざまなサービスの動的モデルをSOAにより定義/維持できるうえ、SOA環境にあるアプリケーションとWebサービスのパフォーマンス管理が実現可能という。
| 図1:米国HPが掲げるBTOのポートフォリオ。「戦略」「アプリケーション」「運用」の3領域に分けられており、SOA Managerもこの中の一部分を担っている |
■HPのSOA管理ビジネス
HPは、(SOAベンダーの米国Systinetを買収した)米国Mercury Interactiveを買収したことで、SOAライフサイクルを完全に管理できる製品群を手中にした。「HPは、SOAに必要な3つの領域をすべてカバーしている。Systinetはガバナンス・ツール、Mercuryはクオリティ・コンポーネント、そしてHP自身は管理ツールに長年の歴史を有している」と、米国ZapThinkのマネージング・パートナー、ジェイソン・ブルームバーグ(Jason Bloomberg)氏は話す。
■HPの概要
HPは、2007年7月に16億ドルで買収した米国Opswareや、2006年に45億ドルで買収したMercuryなど、近年行った複数の企業買収を通して、その強力なIT基盤をいっそう強固にした。
1939年に設立された同社は、William HewlettとDavid Packardという2人の創業者のラスト・ネームから社名を取っている。2007会計年度(2007年10月31日締め)の売上高は1,000億ドル以上に達している。CEOのマーク・ハード(Mark Hurd)氏は、2006年度の総売上げで2%にも満たない同社のソフトウェア事業を、今後は将来を担う大きなビジネスに育てたいと述べている。
■主な顧客企業
McKesson、Thomson Financialなど。
5. 米国IBM
「Tivoli Composite Application Manager for SOA」
■製品の特徴
ITインフラの中でもWebサービス・レイヤを監視/管理/制御し、ボトルネックや障害の原因を突き止めることができる。
■IBMのSOA管理ビジネス
IBMは複数のSOA管理ツールを提供している。同社のコンサルティング部門は、さまざまなベスト・プラクティスを活用して、顧客がSOA環境を容易に導入/管理できるようサポートしている。
Forresterのアナリスト、マーブ・エイドリアン(Merv Adrian)氏は、「IBMのSOA関連ソリューションは、13種類のWebSphere/Tivoli製品で構成されており、抜群のパフォーマンスを発揮する。一連の製品を導入すれば、SOAの最も複雑な部分まで細かく管理できるが、種類の多さに戸惑う企業もいるはずだ」と最近のリポートに記している。その一方で同氏は、「SOA環境の管理に関して特定要素だけに着目するのであれば、この中から必要な製品を選んで使えばよい」とも述べている。
■IBMの概要
IBMは1911年に設立された。1996年に革新的なベンチャー企業、米国Tivoli Systemsを買収し、管理ソフトウェア事業を拡大した。Tivoliの買収は、IBMの分散システム管理製品とアプリケーション管理製品にすぐさま効果をもたらした。
2006会計年度(2006年12月31日締め)の売上高は914億ドルと、売上高だけを見ればHPの後塵を拝しているが、ソフトウェア事業はMicrosoftに次ぐ2位にランクインし、2006年における総売上高の20%を占めている。IBMのCEOであるサム・パルミサーノ(Sam Palmisano)氏は、将来的に同事業を総売上高の50%まで増やすことを目指している。
■主な顧客企業
AAA Carolinas、ACI Global、St. Louis Area Regional Response System、Samsung Groupなど。
6. 米国iTKO
「LISA Enterprise SOA Testing」
■製品の特徴
同製品はWebディベロッパー向けのソフトウェアであり、ユニット/回帰/ロード・テストなどに加えて、導入後の監視タスクが実行可能である。
■iTKOのSOA管理ビジネス
アナリストらの話では、iTKOのクオリティ・テストは非常に独特だという。ZapThinkのBloomberg氏も、「iTKOはSOAのクオリティに関して、単なるテストを超越した非常にユニークな視点で取り組んでいる」と評している。
1年前、同社はWebサービスをテストするための非コード型オーサリング/実行ソフトウェア「LISA WS-Testing」の無料ダウンロード提供を開始している。現在、そのダウンロード数は5,000以上に達している。
■iTKOの概要
「社名は以前、『interactive TKO(Technical KnockOut)』の略だったが、現在ではそうした意味はない」と、同社チーフ・サイエンティストのジョン・ミシェルセン(John Michelsen)氏は話す。「LISAというネーミングは、もともとコードネームとして使われていたが、ブランディング部門からそのまま製品名として使うべきだと勧められた。LISAは『Live Interaction for Services Architectures』を略したものだ」(同氏)
iTKOは1999年に設立された。サプライチェーン・マネジメントのソフトウェア・ベンダー、米国i2 Technologiesでバイスプレジデントを務めていたシュリダール・ミタル(Shridharr Mittal)氏が創業者である。当時、同氏はiTKO設立にあたって、1,400万ドルの資金を調達している。
■主な顧客企業
American Airlines、EOS International、Lockheed Martin、Pfizer、Wyndham Internationalなど。

























