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[米国]
レッドハット、特許侵害訴訟の和解条件を公開
将来の訴訟回避をねらい公開に踏み切る
(2008年07月16日)
米国Red Hatは先月、米国FireStar SoftwareとDataTernの2社に起こされていた特許侵害訴訟で和解を成立させたが、Red Hatはこのたび、その合意条件の詳細を公開した。ただし、和解の金銭的条件は非公開であるため、公開文書ではその部分は省かれている。
| 今回の和解文書公開に関する説明が記されているRed Hatのブログ |
この前例のない試みについて、Red Hatのバイスプレジデント兼副法務顧問のロブ・ティラー(Rob Tiller)氏は自社のブログで次のように説明している。「顧客の疑問に答え、顧客が将来の訴訟を回避できるよう、和解文書の公開に踏み切った。現存する法的脅威を解消するだけでなく、将来起こりうる未知の脅威への対処策を提案するという意味でも、有用に活用されることを期待している」
この和解文書には、Red Hatの製品だけでなく、Red Hatのソフトウェアから派生した製品に関して、包括的な特許保護に関する詳細のほか、将来特許侵害訴訟を起こさないことに関する誓約などが記されている。
「和解合意では、Red Hat製品に対する特許保護だけでなく、Red Hat製品やRed Hatが支援するプロジェクトに含まれるコードの開発/使用/修正/配布にかかわるコミュニティーのメンバーを対象とした特許保護も確保した」とTiller氏は記している。
同氏によると、この点は特に重要だという。なぜなら、「特許侵害訴訟を解決するにあたって、Red Hat製品に適用されているGPLライセンスの条件を満たせることを示している」(同氏)からだ。
そもそもこの特許侵害訴訟は、Firestarが2006年にRed Hatを相手取って起こしたものである。FirestarはRed Hatの事業部門であるJBossが提供するオープンソースのO/Rマッピング・フレームワーク「Hibernate」が自社の特許を侵害していると主張していた。Firestarはその後、この特許をDataTernに譲渡し、DataTernもこの訴訟に加わった。
Firestarは企業間でビジネス・プロセスを処理するためのプラットフォーム「EdgeNode」を手がけ、DataTernはアプリケーションの論理処理レイヤとデータ・ソース間でデータを移動させるためのデータ・サービス・ランタイム・エンジン「ObjectSpark」を販売している。
(Elizabeth Montalbano/IDG News Serviceニューヨーク支局)
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