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[米国]
サン、SOAに焦点を合わせたWebサービス・レジストリを準備
(2005年06月16日)
米国サン・マイクロシステムズは6月15日、Webサービスを追跡・管理するための「Sun Service Registry」の早期アクセス版の公開を発表する。
Sun Service Registryはレジストリとリポジトリの機能を兼ね備え、UDDI v3仕様およびebXML Registry 3.0仕様をサポートしており、サービス指向アーキテクチャ(SOA)のための「ガバナンス」を提供することを目的としている。サンによると、ガバナンスはコントロールとポリシー管理を包含している。Sun Service Registryの重要な役割には、Webサービスの発見・利用・再利用へのアクセス一元化と、セキュアな連携(federated)情報管理によって、SOAを実現可能にすることが含まれている。
Sun Service Registryに備わっているものには、サービス・メタデータを保管するリポジトリと、Webサービスのためのライフサイクル管理などの機能がある。Sun Service Registryは、オープンソースのfreebXMLプロジェクトから生まれた。
Sun Service Registryの完成版は、今秋、「Java Enterprise System (JES) 4」サーバ・ミドルウェア・スタックの一部になる。「当社では、JESをSOAに対応したプラットフォームにすることを目指している」と、サンのグループ・マーケティング・マネジャーでSOA/エンタープライズ・ソフトウェア担当のアシュシュ・バダニ氏は語り、Sun Service Registryに「価格はなく、JESの一部として(追加料金なしで)入手可能だ」と説明している。
またSun Service Registryでは、複数の情報モデルや、メタデータ同士の関係を定義しており、公開されたサービスとコンテンツの一致を保証する。将来のJESコンポーネント(ユーザ認証のためのAccess Manager、サービスのライフサイクル管理のためのApplication Serverデプロイヤ/アドミニストレータなど)は、Sun Service Registryとの統合機能を備えたものになる。
Sun Service Registryのアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)とプロトコルを使用して、顧客のアプリケーション同士を統合することもできる。
米ヤンキー・グループのシニア・アナリスト、ダナ・ガードナー氏は、この動きを次のように評している。「サンのService Registryは、同社のSOA分野進出を示している。これは、サンのSOAへの動きの始まりだと思う。レジストリは明らかに、SOAの構築・管理のための重要コンポーネントである。しかし、サンがまだ欠いているのが、エンタープライズ・サービス・バスと、SOAのためのセキュリティ/管理機能だ」
サンのバダニ氏は、Sun Service RegistryはUDDIとebXMLの機能を組み合わせているため、Systinetなどの競合製品とは異なっていると語った。また同氏は、「マイクロソフトとIBMがこの分野で何をリリースするかに注目しており、様子を注意深く見守っていく」とも述べている。
今回の早期アクセス版は、「Java Web Services Developer Pack 1.6」にも組み込まれる。この開発者パック新版は、XML情報セットのバイナリ符号化を通じてWebサービスのパフォーマンスを引き上げる“Fast Information Set”をサポートする。Java Web Services Developer Pack 1.6は、サンフランシスコでのJavaOneコンファレンス開催と同じ、6月末にリリースされる予定。
セキュリティ・ホールをパッチ
このほか、サンは今週、同社のJavaプラットフォームに見つかったセキュリティ・ホールについて警告を出した。セキュリティ研究者によると、それらの深刻度は高く、悪意のハッカーがコンピュータ上でひそかに不正なコードを実行するために外部から利用するおそれがある。
このセキュリティ・ホールは、サンのJava Web StartとJava Runtime Environmentに影響する。それらに存在している弱点のために、アプリケーションがローカル・ファイルを書き込む許可や他のアプリケーションを実行する許可を自らに与えてしまい、攻撃者がバックドアを通じて標的コンピュータにアクセス可能になってしまうおそれがあるという。そのような攻撃が行なわれても、特に何の症状も示されない可能性がある、とサンは述べている。
サンは、J2SE (Java 2 Standard Edition)を古いバージョンから最近のバージョンに交換することをユーザーに推奨している。3月にリリースされた「J2SE 5.0 Update 2」では、この問題は解消されている。最新のJ2SE 5.0リリースはUpdate 3である。J2SEアップデート版は、サンのWebサイトからダウンロードできる。
(Originally reported by Paul Krill, InfoWorld; and Stacy Cowley, IDG News Service 06/15/2005)
(InfoWorld (US)/IDG News Service )

























