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[世界]
SAP、2005年もERP市場の支配を維持へ
(2005年06月16日)
米国AMRリサーチによると、昨年(2004年)のERPソフトウェアへの支出額は前年比14%増という好調な成長率を示したが、今年(2005年)もERP市場がこの成長率を持続するとは考えられないという。AMRでは、今年のERP売上高の伸び率は3%をやや下回る水準まで減速すると予測している。
「IT支出が好転するなかで、ERP市場は2004年に堅調で有機的な成長を見せた」と、AMRのリサーチ担当副社長、ジム・シェパード氏は、今週発表した声明の中で述べている。「また、この市場は、その市場セグメント内の整理統合や、ERPベンダーが自社のポートフォリオを拡大するために最も優れたプレーヤーを買収する動きによる影響も受けた」
全体的に見て、買収は、大規模なERPベンダーがさらに規模を拡大するのに貢献した。AMRでは、現在の上位5社であるドイツのSAP、米国オラクル、英国サージ・グループ、米国マイクロソフト、米国SSAグローバルの売上高が、2005年のERPベンダー合計売上高の72%を占めると予測している。ちなみに、1999年には、当時の上位5社である米国J.D.エドワーズ、オランダのバーン、米国オラクル、米国ピープルソフト、ドイツのSAPの売上高が、ERP業界全体の売上高の59%を占めていた。
2004年は、特にSAPにとって好調な一年だった。何の買収もせずに、SAPの総売上高は17%増加し、ライセンス収入は20%増加した。契約規模が縮小しつつある時期にありながら、SAPはライセンス収入を伸ばすことができた。
AMRによると、ERPバイヤー企業では一括購入離れが進み、代わりに、ユーザーの座席数と使用するERPモジュール数に合わせてライセンス数を徐々に増やしていく形態を選択するようになっている。そうした傾向は、値引きが広まっていることと相まって、平均契約金額の縮小をもたらしている。
一方、オラクルは2004年に、ピープルソフトの買収を通じて、アプリケーション事業の規模を2倍近くに拡大した。しかし、そのオラクルの規模拡大にもかかわらず、2005年もSAPは、オラクルに対して十分なリードを保つと見られている。AMRでは、2005年のERP市場シェアはSAPの43%に対してオラクルは19%と予測している。
ただし、サービス指向アーキテクチャ(SOA)へ向けた動きがERP市場を揺り動かす可能性があると、AMRは注意を促している。またAMRは、中規模(年間売上高5千万ドル〜10億ドル)および小規模(年間売上高5千万ドル未満)の企業向けの製品の提供に、ERPベンダー各社が引き続き重点を置くと予測している。
(Originally reported by Ann Bednarz, Network World 06/15/2005)
(Network World (US))

























