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[米国]
サン、ビジネス統合ソフトのシービヨンド買収へ
(2005年06月29日)
米国サン・マイクロシステムズとシービヨンド・テクノロジーの両社は6月28日、サンがシービヨンドを買収することで合意したと発表した。これは、ビジネス・インテグレーション・ソフトウェアの分野におけるサンの地位を高めるための動きであり、この分野でさらに数社を買収する可能性があることも、サンの幹部複数が明らかにしている。
サンの幹部らは同日午前の電話会見で、同社は従来からSOA(サービス指向アーキテクチャ)開発モデルに大きな重点を置いており、シービヨンドの買収が、SOAを開発・配備・管理するための製品やその他のエンタープライズ・アプリケーションのラインナップ拡充につながることを期待していると語った。
サンの会長兼CEO(最高経営責任者)のスコット・マクニーリ氏は、この電話会見で、サンは「50億ドル規模のエンタープライズ・アプリケーション」市場を同社が獲得するのを可能にする、適切な買収案件を探し求めてきたと述べた。また、サンの社長兼COO(最高執行責任者)のジョナサン・シュワルツ氏は「この分野はいずれ、20億ドルの市場になるはず。当社は、その半分を獲得することを計画している」と大言した。
サンは、これ以外にもミドルウェア分野の買収を行なう可能性が高い。「さらなる買収を行なう資金は十分に残っている。戦略は継続的に見直ししていくので、今後もご注目を」とマクニーリ氏は述べた。
シービヨンドの「Integrated Composite Application Network (ICAN)」ソフトウェア・スイートは、Java 2 Platform Enterprise Edition (J2EE)上でネイティブに動作する。マクニーリ氏によると、ICANは「Sun Java System Integration Suite」という名前で、サンの「Java Enterprise System (JES)」の6番目の構成要素になる。
サンのCFO(最高財務責任者)でコーポレート・リソース担当副社長のスティーブン・マクゴーワン氏によると、シービヨンドの株主は、シービヨンドの株式と引き替えに1株当たり4.25ドルの現金を受け取る。総額3億8700万ドルとされるこの買い取り額は、(シービヨンド株式の)「昨日の終値に29.6%のプレミアムを上乗せしたもの」だという。
シービヨンドは世界に2000社あまりの顧客を抱えており、米国の顧客にはブルークロス・ブルーシールド・オブ・マサチューセッツ、ゼネラル・モーターズ(GM)、ハーツ、ヒューレット・パッカード(HP)、ファイザーも含まれる。サンとシービヨンドは、互いの製品ラインにはほとんど重複がないとしている。
買収の本契約に進むには、規制当局とシービヨンドの株主の承認が必要であり、本契約締結は今年の秋口(つまり9月頃)と予想されている。
サンがその武器庫にシービヨンドを加えることは、サンが根本的にフォーカスを転換しつつあることの新たなしるしである。「当社は、以前のような、魅力的なプロセッサの会社ではなくなった。今も魅力的なプロセッサは今も提供しているが、今後それが基幹製品になることははない」と、マクニーリ氏は述べた。
またマクニーリ氏は、シービヨンドの従業員が加わることは、サンがマイクロソフトと現在進めている両社製品の相互運用性への取り組みをさらに前進させていく上で助けになると期待している。「Windowsの.NetとJavaとの相互運用性実現を容易にする、新しい人材チームが当社に加わる。それによって、対話はより実りあるものになるだろう」と同氏は語った。
(Originally reported by China Martens, IDG News Service 06/28/2005)

























