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[米国]
標準化団体OASIS、SOAのブループリントを策定へ
(2005年08月16日)
SOA(サービス指向アーキテクチャ)は矛盾をはらんでいる。アプリケーションをプラットフォームに依存しないサービスへと作り替えることは、冗長性を減らして統合を促進するためのすばらしい方法である。だが、特定ベンダーに囲い込まれてしまうこと(ベンダー・ロックイン)を回避するための、アーキテクチャ上の指針はどこに求めればよいのだろうか? そもそも、それはSOAによって避けられるはずだったのだが?
標準化団体のOASISは8月15日、特定の製品やプラットフォームに言及せずに、効果的なSOAのアーキテクチャおよび実装への道を指し示す、ベンダー中立的なSOAブループリントを作成する計画を発表した。
ミコ・マツムラ氏が、このSOAブループリント構想の先頭に立っており、新設される「OASIS SOA Adoption Blueprints」技術委員会(TC)の委員長候補となっている。同TCの最初の会合は、9月1日に開かれる予定だ。
マツムラ氏は、サン・マイクロシステムズの元エバンジェリストとして名を知られている人物。現在は、Webサービス管理ソフトウェア・ベンダーのインフラビオの副社長で、以前は、ザ・ミドルウェア・カンパニーというアナリスト会社にも在籍していた。
ザ・ミドルウェア・カンパニーによって作成された文書が、このSOAブループリントのベースになる予定である。その知的資本は、同社の新オーナーとなったテックターゲットから、マツムラ氏に、「その文書をIT企業にライセンス・フリーで提供する」という条件付きで、1ドル(米ドル)で売却されたものだ。
OASIS SOA Adoption Blueprints TCのメンバーには、アドビ・システムズ、http://www.datapower.com/、http://www.infravio.com/、http://www.softwareag.com/などが含まれる。また、このSOAブループリントへの取り組みには、BEAシステムズとマイクロソフトの両社も重要な役割を果たした。そのせいで、支持企業のリストにIBMが名を連ねていないのかもしれない(この取り組みについてコメントを求めた米国InfoWorld記者の取材に対し、IBMは“ノー・コメント”と答えている)。
マツムラ氏は、「この取り組み全体には、2つの大きな利点があると考えている。第1は、機能上の要件とビジネス上の要件をめぐるベスト・プラクティスのコミュニティの形成につながることだ。第2は、人々が、技術サプライヤーの選択を行なうための方法としてこうした実装を参考にできることだ」と述べている。
マツムラ氏がInfoWorld記者に語ったところによると、同氏は当初、WS-I(Web Service Interoperability Organization)でのSOAブループリント構想の推進を打診したが、ブループリントについて意見の一致を見るまでに非常に長い時間が掛かってしまうと言われたという。これは世評と一致している。WS-Iは、Webサービスのベスト・プラクティスについて包括的なガイドラインを提供すると約束しているが、それを果たすのに手間取っている。
新しいOASISでの取り組みのベースになる、SOAブループリント・イニシアチブの文書一式は、SOACenter.comから無償でダウンロードできる。
(Originally reported by Eric Knorr, InfoWorld 08/15/2005)

























