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SOAも「ガバナンス」の時代へ
ガバナンスがなければ、SOAも「ただの無秩序な」Webサービス
(2006年02月24日)
心地よいポリシーを作成する
システィネットのスタネック氏によると、ガバナンスの有効性は、ポリシーの意思決定プロセスで決まるという。すなわち、選択を決定し、通知し、確立するための手法である。
優れたSOAガバナンス・プロセスは、専制政治のような“統治”ではなく、むしろタウンミーティングのような“対話”を目指している。バートンのマーネス氏も、「企業がガバナンスに関して犯しやすい失敗は、コミュニケーションとコラボレーションを軽視してしまうことだ」と、別の角度からそのことを認める。
意思決定プロセスはさまざまな方法で体系化できるが、とどのつまりは、その組織風土で機能する「ソーシャル・プロセス」でしかない。「LinkedInなどのソーシャル・ソフトウェア・システムは、SOAガバナンスの評価を高めるのに役立つ」と語るのは、インフラバイオのマーケティング担当副社長、ミコ・マツムラ氏だ。同氏はまた、「人々は社会的に組織化されている。よって、SOAガバナンスは、組織的なダイナミクスを生み出すベスト・プラクティスと、人々の組織の中における行動形態とを取り込むものでなければならない」とも指摘する。
コミュニケーションの欠如は、ガバナンスに対する憎悪を生み出す。ある大手金融機関のエンタープライズ・アーキテクトはこう語る。「ガバナンス・プロセスの一環としてSOAプロジェクトをレビューする場を設けたとしても、それによって開発者たちがポリシーを順守するようになると期待してはいけない。必要なことはすべて紙に記述することだ。認識させ、目標を設定し、すべての条件を明確にする。法律のようなものを作ったところで意味はないのだ」
多くの組織では、エンタープライズ・アーキテクチャ部門にSOAガバナンス推進のための中核的機関(COE)を設け、そこにリソースやガイドラインを提供したり、ベスト・プラクティス情報のリポジトリを置いたり、SOAガバナンス・プロセスをサポートするためツールを運用したり、といった機能を持たせている。
ガバナンス・プロセスは、簡単に言えば、物事を誤った方向から引き戻し、正しい方向に進むように促すためのものだと言えよう。「監獄をつくるのではなく、学校をつくれ」と主張するのは、マインドリーフのCTO、マーク・エリクソン氏だ。その心は、「目的は、人々にベスト・プラクティスであることを確認してもらうことであって、警察のように目を光らせることではない」というものである。

























