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[米国]
BEA、自社イベントで「SOA 360」戦略をアピール
(2006年09月21日)
米国BEAシステムズは9月20日、サンフランシスコで開催された「BEAWorld 2006」コンファレンスにおいて、同社が前日発表した新しいSOA(サービス指向アーキテクチャ)プラットフォーム「SOA 360」の有効性や実用性をアピールした。
BEAは、アプリケーションをコンポーネント化されたサービスとして提供し、新たなアプリケーションへと組み立てるSOA基盤の提供を、同社の戦略の中心に据えている。9月19日に詳細が明かされたSOA 360プラットフォームには、BEAの「AquaLogic」「WebLogic」「Tuxedo」製品ラインが含まれ、「WorkSpace 360」と呼ばれるコラボレーション環境も用意されている。
SOA 360のもう1つの柱となるのが「microService Architecture(mSA)」だ。mSAは、サービス・ネットワークや、モジュラ・コンポーネントを発行および発見するための通知サービスのコンセプトを採用している。
AquaLogic部門でチーフ・アーキテクトを務めるポール・パトリック氏は、「BEAではSOAがすべての中心だ。日々の製品開発の根底に、SOAを位置づけている」と強調した。
また、BEAのビジネス・インタラクティブ部門の取締役副社長、マーク・カージス氏は、「1,000を上回る当社の顧客が、SOAソリューションを実際に運用している」と述べ、ビジネス・プロセス管理(BPM)がSOA普及の起爆剤になるとしている。
同社の国際プロフェッショナル・サービス部門バイスプレジデント、ブルース・グラハム氏は、SOAの導入にあたっては次の6項目の取り組みが重要だと述べた。
- 享受できるメリットを把握し、確定する
- エンタープライズ・アーキテクチャを構築する
- サービスの設計に規律性を取り入れる
- 組織の体質を株主に利益をもたらすものへ転換する
- 関連する複数のプロジェクトを一本化する
- SOAの機能をビジネスと結び付ける
「SOAの利用を成功させたい企業は、これらの取り組みを実施しなければならない」と同氏は指摘する。なお、BEAは11月に、企業のサービス設計を支援する一連の事業を開始するとしている。
また、BEAはmSA計画の一環として、Javaアプリケーション・サーバのWebLogic Serverをはじめとする同社製品をモジュラ化していく計画だ。WebLogic Serverの製品マーケティング担当ディレクター、ブレイク・コンネル氏によると、セキュリティ対策などの機能をコア製品から分離し、モジュラ製品として提供する可能性もあるという。
同アプリケーション・サーバのモジュラ化について、いつ公式発表を行うのかとの質問に対し、コンネル氏は「そのうちに」とだけ答えた。
また、WebLogic担当チーフ・アーキテクトのラリー・ケイブル氏によると、同社は高レベルの自動車向けサービスを提供する車載アプリケーション・サーバの開発に向けて、自動車メーカーと話し合いを重ねているという。
こうした取り組みが実現されれば、エンジン・オイルの交換時期を電子メールで通知するシステムや、空いている近くの駐車場をドライバーに知らせるアプリケーションなどが生まれる可能性もあるとしている。
コンファレンスでは、まもなく発表されるエバンス・データの調査内容が紹介され、WebLogic Serverが開発者から最も支持を集めたことも明らかにされた。
(ポール・クリル/InfoWorld オンライン米国版)
- 米国BEAシステムズ
- http://www.bea.com/
- 「BEAWorld 2006」
- http://beaworldonline.bea.com/
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