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[国内] 【BEA Japan Forum 2007】
BEAが「Genesis」で提唱するビジネス・アプリ開発の新機軸

目指すは「ダイナミック・ビジネス・アプリ」の実現

(2007年11月02日)

日本BEAシステムズの代表取締役社長、志賀徹也氏

 日本BEAシステムズは11月2日、東京都内のホテルで「BEA Japan Forum 2007」を開催した。午前中の基調講演では、同日に国内発表されたビジネス・アプリケーション基盤プロジェクト「Genesis」を中心に、BEAが描く次世代エンタープライズ・システムの一端が紹介された。

 「AquaLogic製品の売上げは当社全体の25%を占めるまでに成長している」――日本BEAシステムズの代表取締役社長、志賀徹也氏は、「AquaLogic」の売上げが順調に推移していることを強調した。

 AquaLogicは、「WebLogic」や「Tuxedo」と並ぶBEAの主力プロダクトだ。そして同時に、Genesisを支えるミドルウェア製品でもある。志賀氏によると、AquaLogicへのBEAの取り組みは今後はGenesisの下で進められるという。

 今回のフォーラムには米国BEAシステムズの会長兼CEOであるアルフレッド・チュアング氏が参加するはずだったが、急遽来日できなくなったため、同氏から寄せられたビデオ・メッセージが基調講演で紹介された。チュアング氏はビデオの中で、NTTドコモや三井住友海上火災保険などの国内の顧客を話題にしながら、“ビジネス・イノベーション”を今後も推進すると語っている。

 今年9月の米国での発表に続き、今回のフォーラム開催に合わせて国内発表されたGenesisについては、米国BEAシステムズのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼CTO(最高技術責任者)、ロブ・レビー氏がチュアング氏に代わってプレゼンターを務めた。

米国BEAシステムズのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼CTO、ロブ・レビー氏

 BEAは従来から、ビジネス環境の変化に迅速に対処できるインフラストラクチャにはSOA(サービス指向アーキテクチャ)が適していると主張してきた。レビー氏はそのことを踏まえたうえで、Genesisのアプローチに沿ってインフラストラクチャを構築すべきだと力説した。これは、コモディティ化されたミドルウェアを組み合わせるだけのスタイルのSOAとは違う視点だ。

 ビジネス活動を有利に展開していくには、より柔軟で利便性の高いアプリケーションを開発する必要がある。それには、まずは既存の伝統的なパッケージ・アプリケーションを、共有可能なサービスの組み合わせという形に移行しなければならない。これが、いわばSOA化の初期段階に当たる。

 次に、「見える化」や生産性の改善といった「Process Agility」に入る。そして次のステップが、エンジニア以外の営業、経営、販売、生産などの関係者が簡単に活用できる「ダイナミック・ビジネス・アプリケーション」(レビー氏)の実現というわけだ。

 コモディティ化されたミドルウェアを組み合わせる方法と比べたときのGenesisの特徴は、そのカスタマイズ性と扱いやすさにある。Genesisの場合、ビジネス環境の変化に応じてエンジニア以外のユーザーがダイナミックにビジネス・ロジックを変更したり、部門間での情報共有をスムーズに実施したりできるようにしているのだ。

 今日、企業においてITに費やされる費用の7割から8割は既存システムの運用コストであり、新しいシステムへの投資については全体の4分の1程度だと言われている。そうしたなか、BEAはGenesisを携えて、継続性の高いアプリケーション・プラットフォームを提案していく構えだ。

(後藤大地)




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