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[米国] 【JBoss World 2008】
Red Hat、 JBossを拡張する3つのオープンソース・プロジェクトを始動

2月出荷予定のSOAプラットフォームに成果を反映

(2008年02月15日)

 米国Red Hatは2月14日、フロリダ州オーランドで開催中の「JBoss World 2008」コンファレンス(2月13-15日)において、JBossブランドのミドルウェアを拡張する3つの新しいオープンソース・プロジェクトを発表した。これらのプロジェクトはJBossのSOA(サービス指向アーキテクチャ)プラットフォームを支えるものだと、同社では説明している。

 Red Hatは前日の13日に、ミドルウェア市場の50%をJBossブランドで支配するという今後7年間の目標を発表したばかりだ。この目標達成に向け、同社は技術ラボの開設やセールス/マーケティング人員の増強、ミドルウェア・スタックの開発などを行うことを明らかにしている(関連記事)。

 Red Hatは14日、「JBoss Enterprise SOA Platform」を2月中に出荷する方針も示した。同社によると、このSOAプラットフォームには、JBoss.orgで展開される一連のオープンソース・プロジェクトから生み出された革新的な技術が盛り込まれることになっており、今回発表された3つのプロジェクトもその中に含まれるという。

 同社が14日に発表した3つの新しいオープンソース・プロジェクトは、それぞれ「JBoss.org BlackTie」「同DNA」「RHQ」と呼ばれている。このうちRHQは、JBossミドルウェアとFedora Linuxの両方をサポートする管理プラットフォーム・プロジェクトで、JBossミドルウェアの管理基盤となる「JBoss Operations Network v2.0」のコード・ベースとされている。この管理ミドルウェアの出荷は今年下半期の予定だ。

 JBoss.org BlackTieプロジェクトはトランザクション・エンジンの開発を目的としており、従来のトランザクション・モニタ製品、特に「BEA Tuxedo」を「JBoss.org Transactions」に統合あるいは置き換える。また、JBoss.org DNAはネットワーク・サービスのレジストリ・プロジェクトである。

 JBoss Enterprise SOA Platformには、「JBoss ESB」や「同jBPM」、「同Rules」など、すでにオープンソース・プロジェクトとしてスタートしているコンポーネントも組み込まれると、Red Hatでは説明している。

 JBoss ESBはアプリケーションとサービスの統合/仲介、トランザクション、レジストリ技術を提供し、JBoss jBPMのほうはサービスの調整およびワークフロー技術を備える。またJBoss Rulesは、ビジネス・ポリシーとルールの管理および統合機能に加え、ルールに基づくコンテンツ・ベースのルーティング機能を提供する。

 JBoss.org BlackTieなどのオープンソース・プロジェクトに共通するのは、Red Hatが支援するFedoraプロジェクトの開発モデルを踏襲しているという点だ。Red Hatでは、Fedoraコミュニティで革新的な技術の開発を促し、安定化とサポートが可能なものをLinuxディストリビューション「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」に組み込んでいる。

 同社のエンジニアリング・ミドルウェア担当バイスプレジデント、サッチャ・ラボアリー(Sacha Labourey)氏は、「技術革新に関しては、前例にとらわれずに対応していきたいと考えているが、業務環境に関しては継続性を重視したい」と基調講演で語った。

 これら3つのオープンソース・プロジェクトを補完するため、同氏はActive EndpointsやAmberpoint、SeeWhy、SOA Software、Vitria Technology、Information Builders、iWay Softwareなどのパートナーと協力していくことも強調した。

 Red Hatによると、JBoss.org BlackTieプロジェクトは60日以内に開始され、最初のSOAガバナンス・プロジェクトとなるJBoss.org DNAも30日以内に開始される予定だ。一方、RHQプロジェクトのほうはすでに始まっているという。

(John Fontana/Network World 米国版)




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