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【インタビュー】
「DWHアプライアンスは従来型システムの問題をすべて解決する」──ネティーザ社長兼COOのバウム氏

(2006年12月21日)

米国マサチューセッツ州フレミングハムに本拠を置くネティーザは、データ・ウェアハウス(DWH)アプライアンスの専業ベンダーである。DWHアプライアンスはDWH用のデータベース、サーバ、ストレージをオールインワンで提供する製品で、米国では近年注目が高まっている。編集部では先ごろ来日したネティーザの社長兼COO(最高執行責任者)、ジム・バウム氏に、DWHアプライアンスの強みや同社の戦略について聞いた。

河原 潤
本誌編集長

 

──創業の経緯を簡単に教えてほしい。

バウム氏:ネティーザの創業は2000年で、2003年に初めての製品を出荷した。当時すでに、Oracle Databaseに代表される汎用データベースではDWHの用途に十分応えられないことが明らかだった。そこで、大量のアドホック・クエリにも即座に応答できるような、特化したDWHソリューションを提供しようというのがネティーザの出発点だ。

米国ネティーザ社長兼COOのジム・バウム氏(左)と、日本ネティーザ代表取締役兼北アジア・ゼネラル・マネジャーのダグラス・エッツェル氏
──従来型のDWH製品はどのような問題を抱えていたのか。

バウム氏:どの企業もITインフラが大規模化・複雑化していった結果、いざDWHシステムを導入し、構成しようとすると最低でも数週間はかかっていた。ストレージの論理ボリュームの設定、サーバ・マシンの設定、RDBMSのインストールとパーティションの設定……一連の作業に要する労力、コストと時間。これが従来型DWHシステムの最大の問題点である。さらに、導入が済んだ後も、細かなチューニングを行わないとDWHとしてのパフォーマンスが思うように発揮できない。

Netezza Performance Serverは、SPU(スニペット・プロセッシング・ユニット)で構成される。SPUは、クエリ処理専用のCPU(PowerPCベース)、メモリ・モジュール、SATAハードディスクなどが搭載されたブレード型モジュールである
──オールインワンのDWHアプライアンスならこうした問題点を解決できる、と。

バウム氏:設定の困難さ、高コスト、パフォーマンス。DWHアプライアンスは、これらの問題をすべて解決する。当社の「Netezza Performance Server(NPS)」は、導入があっという間に完了する。製品が顧客の元に届いたその日中にDWHを使用することができる。そして、汎用のハードウェアをベースとする従来型のDWHシステムとは、何よりもパフォーマンスが違う。ユーザーの発したクエリの結果は、情報が蓄積されたストレージからサーバを介して届けられるが、複数のコンポーネントを組み合わせて構成される従来型のDWHでは、このデータの流れがどうしてもボトルネックとなる。一方、NPSの場合、すべてのコンポーネントがDWHの処理に特化した形で最適化されている。

──NPSは具体的にどのような特徴を備えているのか。

バウム氏:最大の特徴は独自開発の「AMPP(Asymmetric Massively Parallel Processing:非対称型超並列処理技術)」にある。これは、インデックスを使用せずに直接テーブルをスキャンすることを可能にする並列処理アーキテクチャである。NPSにおいてユーザーは、数百GB以上に及ぶ大量の取引データや顧客データを明細レベルで利用することが可能だ。そして、IT/IS部門スタッフは、データベースの運用管理につきものだったインデックス管理から解放されることになる。

AMPPアーキテクチャの概念図
──今、この技術分野における大きな課題は何か。

バウム氏:とにかく扱うデータの量と種類が猛烈な勢いで増大しており、多くの企業でTBという単位が少しも珍しいものではなくなってきている。DWH製品はそれに対処していかなくてはならない。ネティーザは引き続きパフォーマンス、TCO(総所有コスト)、導入・設定の容易さという3つの重点ポイントに注力して、ユーザー企業に高いビジネス価値をもたらす製品を提供していく構えだ。




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