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標準化動向

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[世界]
Open XMLの最終承認投票が終了、集計結果は4月2日に公表へ

賛成?反対?――投票結果を巡りWebサイト上ではさまざまな憶測が飛び交う

(2008年04月01日)

 米国Microsoftが提唱するOffice Open XML(OOXML)フォーマットに関する標準化承認の是非を問う最終投票が3月30日に締め切られたが、国際標準化機構(ISO)は3月31日、結果を4月2日まで公式発表しないことを明らかにした。

 ISOの広報担当者ロジャー・フロスト(Roger Frost)氏によると、ISOは公式発表に先駆け、メンバーである各国の標準化団体に対して投票の結果を通知しているという。

 国際標準の文書フォーマットとしては、OpenDocument Format(ODF)が2006年12月にISOで承認されている。MicrosoftのOffice製品と競合する「Star Office」「Lotus Symphony」「OpenOffice.org」などのソフトウェアは、ODFをデフォルトの文書形式として採用している。Open XMLがISO標準として認められれば、2種類の文書フォーマットが国際標準となるため、結果発表の遅れは関係者の緊張をいっそう高めているようだ。

 2007年9月に行われた第1回目の承認投票では、各国の標準化団体がOpen XMLの仕様改善を求める3,500件のコメントを提出したため、否決された。

 これらのコメントは、今年2月に行われたスイス・ジュネーブでの投票結果会議(BRM:Ballot Resolution Meeting)で検討され、修正された仕様を基に新たな提案書が作成された。新仕様に基づくOpen XMLの承認に関しては、30日間の回答期限が各国に与えられており、3月30日深夜をもって回答の提出が締め切られた。

 これまで、数カ国の標準化団体がOpen XMLを支持することを明らかにしている。

 チェコ共和国、デンマーク、ノルウェーの3カ国は、第1回投票では反対していたが、今回は賛成票を投じたという。

 またフィンランドは、前回の投票は棄権したが、今回は賛成票を投じ、逆にケニアは賛成から棄権に回った。

 昨年9月に行われた投票から立場を変えていないのは、ドイツ(賛成)、インドおよびニュージーランド(反対)、オーストラリアとオランダ(棄権)などの国々だ。

Webサイト上では投票結果を予測して、さまざまな憶測が飛び交っているようだ。画面は投票結果を予測しているWebサイトの1つ

 そのほかの国々の投票結果については、さまざまな憶測が飛び交っており、キューバとベネズエラが賛成から反対に回ったとの非公式情報もある。各国の投票の行方を追い、結果を予測しているWebサイトもあるが、現時点では正確な集計結果とは言えない。

 今回、投票権が与えられたのは、昨年9月の投票にも参加した87カ国に限定された。ISOは、簡易承認プロセスによる標準化投票にダブル・マジョリティ(二重加重多数決)という方式を採用している。つまり、Open XMLがISO標準として承認されるには、2つの条件をクリアする必要がある。

 標準化仕様の策定にかかわる委員会に参加し、投票権を持つ各国の標準化団体は「Pメンバー」と呼ばれる。第1の条件は、ISO/国際電気標準会議(IEC)の合同第1技術委員会(JTC1)に参加したPメンバー国から、少なくとも3分の2の支持を得ることだ。第2の条件は、投票権を持つすべての標準化団体のうち、少なくとも4分の3(75%)の賛成票が必要になるということだ。なお、棄権票はカウントされない。

 昨年9月の第1回投票では、Pメンバー32カ国のうち、17カ国が賛成(53%)、また全有効投票数69のうち、51カ国(74%)が賛成という結果で、いずれの条件も満たせなかった。

(Jeremy Kirk/IDG News Serviceロンドン支局)




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